漫画ネタバレ

女王の花【7巻】ネタバレ!毒の刃

ジャハルという胡人を仲間に加え、土妃を斃すための策を練り始める亜姫と薄星。

ところがジャハルの正体は、薄星を葬るために送り込まれた刺客だった!

絶亭絶命のピンチに追い込まれた薄星は・・・?!

 

>>6巻ネタバレはこちら!

【女王の花】7巻(17話~19話)のネタバレを紹介します!

女王の花【7巻】ネタバレ!

女王の花7巻17話ネタバレ

ーー4年前・亜国ーー

「庭に阿呆が生えている。のぞきか?素敵な趣味だな」

剣の練習を抜けて、庭から亜姫を見ていた薄星に清徹が後ろからそう声を掛けました。

「・・・・それほどでも・・・・」

そこから薄星を引きずって行った清徹はこう聞きました。

「剣はどうした?」

と聞きますが、薄星は奴隷の子供が文武相応な物持ってると言われて

やたら勝負挑まれるから倉に返しておいた言うので

「それでお前がボコられるのが目的だから構わん」

と言いました。「汚ねぇ!!」そう言ってくる薄星に清徹はこう言いました。

「”汚い”?なんだそれは。

戦場で敵に殺されても”汚い” そう文句言える口残ってるといいな。

剣を持ってこい。稽古つけてやる」

薄星は一生懸命清徹に戦いを挑みましたが、今日もボロボロに負けてしまいました。

薄星の姿を見た亜姫は

「まぁ。今日はまたずいぶんと・・・」

と驚きました。

ーーー亜宮・厨房

「どういうことですか!お母様の部屋にまた食事を運んでいませんね?!」

亜姫はそう言って厨房に文句を言いに行きました。

「お前たちに運ばせないように命じたのは土妃ですか?

お前たち恥を知りなさい!お母様は病に伏せっておられるとはいえ、この国の正妃です!

それを蔑ろにし、土妃に阿るとは卑しいと思わないのですか?!」

すると・・・料理長はこう言いました。

「・・・・それが何か?俺らは卑しい。

だから必死にここで生きていかにゃならんのです。

姫様のいう”くだらない嫌がらせ”だって、

俺ら命じられたらやらなきゃ生きていけんのです。

姫様、あなた様と黄妃様のこと心からお気の毒に思います。

けど、俺達にはなにもしてやれんです。

誰だって卑しくなど生まれたくはないのですよ

ーーーーー薄星が門の前でぼーっと座っていると

「よう!ひどくやられてんなぁ。いじめる奴いんのか?大丈夫か?」

そう言って色の薄い髪をし、目の色も薄い自分と同じ胡人のような人物が

薄星に声を掛けてきました。

「俺も胡人の血が混じってんのよ。

ま お互い苦労するけど よろしくな」

男はそう言うと、薄星の頭をガシガシ撫でました。

その時、亜姫が食膳を持って横を通り過ぎました。

そして亜姫は黄妃の元へ向かいました。

「お母様 ぜひ召し上がって。今日は清淡(味の薄い)な蒸しものもありますから」

亜姫はそう言うと、胸元から饅頭を出しました。

「これはお母様のために厨房の者が特別に作ってくれたのです!

土妃が妬むといけませんから隠して持ってきました。

皆正妃であるお母様を心より敬愛しているのです!」

と言って笑顔で饅頭を差し出す亜姫に黄妃は

「・・・そう」

と一言だけ言いました。

その何度も何度も繰り返される拙い嘘を、聡明だった黄妃が気付かなかったはずはないと

薄星は思いました。

黄妃は饅頭を一口食べると

「まぁ・・・!美味しいわ 涙が出そうなくらいよ。

もったいなくて。ほんとに・・・・。ありがとう 姫 ありがとう・・・」

とか細い声で亜姫にお礼を言いました。

それは亜姫にとって勝ち目のない孤独な宮中での戦でした。

宮中には味方は1人もおらず、黄妃はもうよくなることはないのだと

亜姫は誰より分かっていました。

そして薄星は亜姫の孤独が分かるのも、

虐げられる痛みが分かるのも自分だけだと思っていました。

自分たちはたった2人の”同じ”だと信じていました。

ーーーある日、薄星が黄妃の薬を城下に買いに行こうとすると

「この大事な城門を奴隷1人でくぐらせるわけねーだろ。

城門を使わず外に出な!」

いつもサボっているはずの門番が今日に限って薄星につっかかってきました。

「しっかしこいつ本当に頭が黄色いな。

買って売っぱらえないかねぇ~」

そう言って髪を掴んでくる門番の手を薄星は振りほどきました。

すると、逆上した門番が薄星に殴りかかりました。

【こんな馬鹿で下品な奴らより俺の方は卑しいなんて絶対ない!】

薄星は剣があったらこいつらなんか俺に敵わないんだからな!と思いながら耐えました。

「ほっとけよ 俺の事は!俺はアンタらに何もしてないだろ?!」

薄星がそう言うと、門番の男は

「何もしてない?お前生きてんじゃん」

と言って薄星を人間とも思っていない目で見てきたのです・・・

ーーー清徹のいる部屋に行った薄星は

「剣貸してよ」

ボロボロな姿、冷たい目で清徹にそう言いました。

その姿を見た清徹は

「断る」

と言いました。その返事を聞いた薄星は逆上しました。

「敵は容赦なく殺せって教えてきたのあんたじゃんか!

今なら俺できるよ!何人いたって俺があんな奴らに負けるわけない・・・!

見返してやるんだ!!」

そう言ってくる薄星に、清徹は「無駄だな」と言いました。

薄星はそんな風に言われるのが気に食わず、「なんで?!」と聞き返しました。

「どこで何があったか知らんが。知りたくもない。

お前が稽古で相手をしている山賊崩れの流れ者ならともかく、

城の者を殺せば捕まる。お前は”胡人の奴隷”から”人殺しの胡人の奴隷”になるだけ。

誰が見返すものか」

清徹にそう言われた薄星は、納得いかずこう言いました。

「俺はずっと我慢ばっかしなきゃなんないの?!

俺何も悪い事してないのに!」

すると清徹はこう答えたのです。

そうだ。いい加減気付け。

この世は理不尽だということを。期待なぞするな。

踏みにじられたくなければお前は強くしかない。

なぜならこの世は理不尽で、お前は奴隷だからだ。

”かわいそうに”などという憐みが何になる」

そして清徹はそんなに剣が欲しけりゃくれてやると言い、

先ほどまで桃を剥いていたものを差し出しました。

「死んじまえ 糞野郎!!」

薄星はそう言うと、その短剣を清徹から奪い取ると

二度とこねぇよ!!と言い捨てて部屋から出て行きました。

今にして思えば、薄星は”恵まれた奴隷”だったのだろうと思いました。

奴隷なんて牛や馬とかわりません。

剣術をしこみ、生き延びる術を教えてくれるなんて特別なことでした。

けれど、だからって天に感謝しろっていうのはふざけるなと思いました。

どこか遠くへ行きたいと思いますが、どこへ行ったらいいのかさえ分かりません。

薄星は亜姫の元へ走って行くと、その手を引っ張って走りました。

「行こう!こんなとこ出て行こう!俺は姫様がいればそれでいいんだ。

あっもちろん宮殿でたって大事にするから!

もともと俺達は2人きりみたいなもんだしね!

すると、手を引く薄星に向かって亜姫はこう言いました。

「薄星 私は行かない。お母様がいらっしゃるもの。

何があろうとお母様を守って差し上げるの。私はそれを嫌だなんて思っていないわ」

そんな事を言われた薄星はそれはそうなんだけどと分かっていました。

でも、この世は理不尽で自分には亜姫しかいなかったのです。

【あんたにまで捨てられたら俺は・・・】

「黄姫様はさ!!きっともう長くない。死なれたら姫様は独りぼっちなんだよ。

今よりもっと居場所なくなる。それより俺と一緒に・・・」

パンッ!!

亜姫は薄星の頬を平手打ちしました。

「二度としんなことを口にするな!!

お前がそんな卑怯な考えを持っていたとは思いたくない!!

薬は私が取りに行きます。供はいりません」

そう言って去っていく亜姫の後ろ姿を見ながら、薄星は

ここじゃないどこかへ今すぐ行きたいとそう思いました。

―――翌日、胡人の血が混じった男が、薄星に声を掛けました。

「お前・・・姫様づきだったよな?俺たちの気持ちなんて他の連中にはわかんねえのさ」

だから少しぐらいひどいことしたってトントンだと思おうと言ってくる

その男を連れて、薄星は

「姫様の寝所はそのつき当り」

そう言って亜姫の寝所へ案内しました。

「もらった褒美はちゃんとおまえにも分けるからな。

そのお金でこんなとこ抜け出そうぜ!奴隷はやめて旅にでも出るか」

笑ってそう言うこの男は悪い人ではありません。

【姫様 ごめん】

自分はこれから亜姫を裏切ってこの男と自由にどこかへ逃げる。

それしか今の薄星の頭にはありませんでした。

「じゃあ・・・」

そう言って男が剣を取り出したので、薄星は急に怖くなりました。

「そんな物どうすんの?!やめようよ!」

薄星が必死になって止めようとすると

「奴隷が褒美貰えて自由になれるんだぜ?!

ぬるい仕事のわけないだろうが!」

まだ眠っていなかった亜姫が戸の外で声がしたので、

気付いて戸の近くに近づいてこようとしているのを

薄星は隙間から見えました。

【だめだ姫様 来るな!】

「お前は何もしなくていいから!向こうが俺達を虫けらと思ってるように

俺達もあいつらの命なんて気にしなきゃいいんだ!!」

【やめて やめろ!!】

薄星は心の中でそう叫ぶと、自然と身体が動いて

男の首を自分の持っていた剣で切りつけていました・・・!

その瞬間戸を開けた亜姫の顔に血潮が飛び散りました。

「どうして・・・?俺・・・こんなつもりじゃ 俺・・・おれ・・・」

憎いとも死んでほしいとも思わない人を薄星は初めて殺しました。

「人殺しだ・・ひとごろし・・・」

持っている剣についた血を眺めながら薄星は震えました。

剣を握っている薄星の手を亜姫は両手で包むとこう言いました。

「違う。お前は殺していない。

刺客が来れば殺すのは当たり前です。お前は私の剣になったにすぎません。

泣かなくていい!お前は間違ってない!!

亜姫は薄星の手から剣を抜きとると

「薄星。だから私が私の手で殺したと衛兵に説明に行って。ね?」

と亜姫が言いました。それを聞いた薄星は何を言ってるのか分かりませんでした。

「薄星聞いて。例え賊を殺したこちらに道理があるとは言え、

私たち力が弱すぎるの。

そう言われた薄星は、確かに土妃が本気で亜姫を殺そうとしていたら

もっと腕のいい刺客をいくらでも送れたはずだと思いました。

土妃が本気にならないほどまだ亜姫は弱くて、

亜宮の後室はあの女の思い通りだったのです。

「私が殺したなら一応は王族。問題ないわ。

でも、薄星では役人に渡されひどい扱いを受けないとも限らない。」

それを聞いた薄星はこう言いました。

「俺は・・・かばう気?その人俺が連れてきたんだよ・・・?」

勝手に腹を立ててやけになった結果がこれで、

大好きな人を裏切って危うくしたあげく

情けなく庇われるなんてみっともないと思った薄星は

「棄てろよ・・・!いいから!俺なんて棄ててよ!

こっちだってみじめになるんだよ!棄て・・・」

と言いましたが、それを聞いた亜姫は涙を流しながらこう言いました。

「うるさいっ!私にはね。。。大事なモノは2つしかないの。

その内1つは今にも消えそう・・・今日だろうか明日だろうか・・・

毎日毎日考える。どんどん痩せてゆかれるのが本当はこわくてこわくて・・・

取り残される側じゃないから言えるのよ。

”俺を棄てろ”なんて去る側だから言えるのよ!!

大事なモノ棄てれるわけないでしょう?!

私は失くさずに済むならなんだってする・・・

みっともなくてかまわない!!分かった?!」

そう泣きながら言われた薄星は

「・・・うん」

と小さく答えました・・・

ーーーー翌朝

「これを姫様が?」

集まってきた兵たちにそう聞かれた亜姫は

「私が殺しました」

と答えました。なんでこんな宮殿の奥にすんなり賊が入れたのか・・・?

そう聞いてくる兵に亜姫は知らないと言いました。

それからというもの、酷い悪評がたち

亜姫に親切にするものはますますいなくなりました。

「こんな・・・俺のせいで姫様が」

そう言ってくる薄星に亜姫はこう言いました。

「私でもこれだけ立場が悪くなるのなら、

薄星なら宮殿に賊を引き込んだ罪で下手すると死罪だったんじゃないかしら。

よかった!!私ってばついてるわ!

笑顔でそう言ってくれた亜姫に、薄星の心は救われたのです。

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ジャハルに毒の塗られた剣を刺された薄星はフラフラになりながら

ジャハルに立ち向かっていました。

「狙いは姫様か?」

「まぁね」

「じゃあ やるしかないな」

【姫様を守れるならなんだってする。

彼女は俺が生きる理由全て】

ーーー何かを選ぶことは何かを選べなくなること。

俺は姫様を選んだ 他の何より 俺の命よりもーーー

女王の花7巻18話ネタバレ

毒が回ってフラフラになりながらも、ジャハルをとらえました。

「終いだ」

薄星はそう言って馬乗りになりながら剣を突きつけると

「やるなぁ犬っころ!毒が回ってんのに元気じゃねぇか」

とジャハルにが言ってきました。そんなジャハルに薄星はこう言いました。

「お前が先に死ね。姫様に仇なす前に」

すると・・・薄星の後ろから新たな刺客が襲ってきたのです!

ジャハルから身体を離した薄星はその攻撃を防ぎました。

何人かの刺客たちはジャハルの仲間のようでした。

「遅いよお前等 殺しちゃうよ?

お仕事にゃ時間かけない主義なんだ。

じゃないと ちとめんど臭えからなぁ。

だろ?お姫様

そんなジャハルの背後を剣を持った亜姫がとらえていました。

「ジャハル 何をしてる」

亜姫が現れたのに気づいた薄星は戦いながら

「姫様!来るな!!」

と言いました。

「・・・私を売り飛ばす気?私のことが邪魔な土妃や土国なら命を狙う。

生きたまま利用したいとすれば それは・・・・」

ーーーーその頃

曾国第一王子は黄国に供を連れて向かっていました。

「一言でいえば黄国は弱い。黄国の王子を亜姫の夫にして亜国を牛耳ろうにも血が近すぎる。

かといってそれより格下の者を将来の女王に当てがうわけにもいかん。

亜王め 亜姫を人質として渡しながら、黄国にいいように利用されぬよう

2手先3手先を読んでいたのさ。あたかも龍玉を守るが如く。

だが俺は4手先を行く

それを聞いた爺はこう言いました。

「それば亜国には確かに亜姫様に相応しい王子はいません。

ですが天下に応じは貴方様お一人でないことお忘れないように。

他に渡れば我らの害になります。

あの姫を確実に手中に収めるか殺すかなさってください。」

そう言われた王子は言われなくても分かっていると言いました。

「そのための忍だ。今頃我らが黄国に入る支度を整え、亜姫の身辺にいるはずだ

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「私・・甘かった。狙われてるのは私だけど思い、

お前を当面の危険がないからと近づけてしまった。」

亜姫がそう言うと、ジャハルはこう答えました。

「無理もないさ。あんんたはずっと刺客に命を狙われてきた。

まさか奴隷の方が狙われるなんて考えつかないさ。」

そう、ジャハルは曾国の忍で王子が正妃として

迎える女が奴隷と情をかわすような女であってはならぬと

薄星を殺すように命じていたのです。

「曾国は亜国を内乱に乗じて奪う気でいるの?」

亜姫がそう聞くと、ジャハルは「さぁねぇ」と答えました。

「刀をおろしてくださいよ。あんたに害を加える気はないと言ったはずだ。

こっちだってこんなにバカスカ手下を殺されちゃ割に合わない。

化物かアイツは」

薄星が背に傷を負っているのが見えた亜姫は、

この騒ぎに場内の者が気付き助けが来るまで頑張ってくれと願いました。

「無駄じゃね?お姫さんアンタが持ってる刀、それ俺がさっき犬を刺した刀。

毒塗ってあんの。あんだけ激しく動き回ってんだ。

体中に毒が巡ってるはずさ。お気に入りの奴隷のあいつはもうすぐ死ぬ。」

ジャハルにそう言われた亜姫は頭に血が上り、刀を振り回しました。

「俺を殺したいか?無理だね。お姫様芸でどうにかできるぐらいなら

細作の頭領なんてつとまらない。

がっかりだぜ もっと頭のいい姫さんだと思ったのにな」

薄星が亜姫も守れずこんなところで自分は死ぬのかと思っていたその時・・・

「千年の花!!」

亜姫はそう叫ぶと自分の腕を毒の塗られた剣で切りつけました。

ーーーずっと一緒に居よう「生きるのも死ぬのもあなたと一緒」そう決めたからーーー

「誰にも利用させない。薄星も私も。

心配しないで薄星 私が必ず助けてあげる」

慌てたジャハルは亜姫の腕を引っ張り

「馬鹿野郎!水で洗い流すんだ!今すぐっ!!」

こい!と言って井戸に連れて行こうとしました。

「薄星!聞こえたわね!!1人で死なせたりしない!!

必ず助ける!!たとえ黄泉まで行くとしても、追いついてみせるわ・・・」

その言葉を聞いた薄星は更に自分を奮い立たせました。

ーーー【死にたくない 嫌だ こんなところに君を

残してなんていけない 君を 助けるよ】ーーー

ジャハルは井戸水で亜姫の傷口を洗い流し、

「よし!血は止めなくていい!かえって流して毒を出すんだ!

これも飲め!」

そう言って薬を出してきたジャハルに亜姫はこう言いました。

「やっぱり 毒消しを持っていたのね・・・?」

その言葉を聞いたジャハルは驚きました。

「毒を扱う者は毒と一緒に薬も作ると聞いたことがあったのよ。

そうしなければ商品にならないと。それを薄星に飲ませなさい。」

そう言われたジャハルは「断る!」と言って無理やり亜姫に薬を飲ませました。

「毒消し何て言ったって万能じゃねーんだよ!

うまく効かなきゃ死ぬんだぞ!!」

亜姫はそれを聞くと、

「そう?それはちょっとした賭けね。」

血を流しすぎたのか寒いと言って亜姫はその場に倒れ込み、意識を失いました。

丁度その時、薄星が敵を全て片付けてやってきました。

「姫様に他にできる手当は?」

薄星がそう聞くと

「全部したよ。こっちだって死なれちゃ困る高価の商品なんだ」

と答えるジャハルを羽交い絞めにして

「毒消しを渡せ」

と言いました。するとジャハルは

「ないね!さっきお姫様に飲ませた分で終わり。

貴重な物なの!それにお前じゃ手遅れだ。

今は孫だけ動ける化物並のお目でも

気力が途絶えたら一気にくるぜ。楽しみだね♡

と笑いました。すると・・・

ドッ!!

薄星が刀でジャハルの手を貫きました。

「気付いたか?これはお前の刀だ。

毒を塗り姫様を傷つけたお前の刀だ。楽しみは分かち合おう。

お前が隠している毒消しを呑めばお互い命が助かるんじゃないか?」

そう言ってくる薄星にジャハルはこう言いました。

「信用できるか!殺す気満々じゃねーか!このはりきり屋さんがよぉ!」

薄星はそんなジャハルのもう片方の手を更に貫き、

「当たり前だ。殺してやりたいからな。

だが1つ機会をやる。お前は俺を殺し姫様を守れという雇い主の命令に

ことごとく失敗した。秘密を守るため今度はお前が狙われる番じゃないか?

残り何人か知らないが手下もだいぶ減っただろ。

俺に従え。

ジャハル お前の人脈、金と手下をよこせ。

俺は力が欲しい。なぁ 刀からも震えが伝わってくるぞ?脅えてるな。」

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翌朝

亜姫は目を覚ますと薄星を探しました。

すると、茣蓙に横たわっている薄星が目を開けてこちら見たので

亜姫はよかった・・・と思いました。

「顔色が悪いわ。こんな粗末なところじゃなくもっといい場所に移りましょう」

亜姫がそう声を掛けると、薄星は急に起き上がり桶に吐き戻しました。

その姿を見た亜姫は心配になりました。

そして、亜姫が良くなるまで看病すると言ってきますが

薄星は黄泉への近道のような気がして断りました。

姫様 二度とこんなことしちゃだめだ。

叶えたい大望があるんだろ?色んな人の願いがあって

苦しんだり悲しんだりしながらここまできたんだろ?

亜国に戻る前に死んじゃっていいのかよ」

そんな風に言ってくる薄星に亜姫は「よくないに決まってる」と言いながら

こう話しました。

「だけどね・・ほんのちょっとだけ、ほんのちょっとだけよ?思ったの。

薄星が助からないならここで駄目でもいいかな・・・って。

背負わなければならない国のことも復讐も力及ばずここで駄目になっちゃって、

私はもうなんの価値もないただの女の子に戻って

2人で死ねたら それはそれで幸せかなぁ・・・って。」

馬鹿な事を言ってるわねと言いながら亜姫の瞳からは涙が溢れました。

そんな亜姫の姿を見た薄星はこう言いました。

「そうだね・・・この先何度こんなことがあっても

必ず姫様を守るよ。ぜったいに死なせない。

でも、遠い先もし・・・もし本当に姫様がもうだめだ

もうどうにもならない死んだほうがましって思う日が来たら・・・」

そう言われた亜姫はこう答えました。

「うん あなたが私を殺して・・・

連れて行って。1人はきっと耐えられそうにないから・・・」

2人はこの時初めて口づけを交わしました・・・・

ーーー「千年の花」はどんな願いも叶えるという幻の花。

千年に一度だけこの世とあの世の堺の山に咲き、

血のように赤い花だというーーーー

女王の花7巻19話ネタバレ

その頃、亜国では土妃が血眼になって玉璽を探していました。

自分が必死になって動いているときに自分の息子の王子は

九数ではなく楽しく詩文をしたためていました。

それに苛立ちを覚えた土妃が

「天下無双の王者となれるはず・・・

王子はならなくてはならないのです!」

と怖い顔で王子に言うと、王子は泣いてしまいました。

「土妃様、何もかも急ぎすぎておられるのでは・・・?」

そう聞いてくる宰相の高諷を土妃は睨みました。

「私が好き好んで愛しい我が子を苛んでおると思うのか?

王亡きこの国を他の国がどのような目で見てると思う!

飢狼の群れに肉を下げるが如き危うさじゃ!

一刻も早く玉璽を見つけ出し、王子を親王に即位させなければならぬ。

私の言うこと何か間違いはあるか!!

そう言ってくる土妃の話を聞いた高諷は「ない」と思いました。

多少残酷だが、正論に反論は出来ません。

土妃には応じよりよほど君主の才があり、

焦りを消し余裕ができれば、土妃を女王にする手もあるのではないかとさえ思いました。

それでも高諷は自分の務めは王の器を補佐することだと

一層玉璽の調査に力を入れることにしました。

ーーーその頃、亜姫はいつの間にか薄星に手を握ったまま寝てしまったいました。

横で寝ている薄星を見て、顔色も良くなっているので大丈夫だよねと少し安心しました。

「死んだりしたら約束通り私もついていくわよ」

寝ている薄星に小さな声で亜姫がそう囁くと

「俺は死なないよ・・・絶対置いて行かない」

いつの間にか起きていた薄星はそう言うと亜姫に抱き着きました。

「猿王子の動きは?」

薄星がそう聞くと、亜姫はこう答えました。

「隠していても仕方ないわね。。。都の清逸から知らせが届きました。

曾国の一行は既に都に入ってます。

前回と違い、身分を隠さず王子本人が国旗を携えやってきたそうです。

正式に私を曾国の妃と迎えるつもりなんでしょう。

今の立場の弱い私ではこれを断るのは難しい。」

その話を聞いた薄星は

「断っちゃえよ」

と簡単に言ってくるので、亜姫はため息をつきました。

「でもあんたは去る王子の嫁になりたくないって分かる。

それで十分。俺も嫌だ 絶対に」

薄星はそう言うと、また亜姫を抱きしめました。

亜姫は薄星の腕の中で、自分はおかしくなってしまったと思いました。

何もお問題は解決していないのに、こんなにも心が軽いからです。

「俺は清徹様に殺されるな。

清徹様の言いつけをやぶり、俺はあんたに手をのばした。

でもいい 何も後悔してない。」

そんな風に言ってくる薄星に亜姫はこう言いました。

「私にその価値があるのか分からないわ。

だけどきっと私が生涯で好きになる人は2人だけ。

生きることを教えてくれた清徹と、共に生きてくれるあなた」

ーーーー郡尉の元に黄国陛下から正式召還状が亜姫宛てに届いていました。

「私は都に戻らなければいけないということですね」

そしてあの曾国第一王子と対決しなければならないのは目に見えていました。

「薄星 反撃を始めるわよ」

亜姫がそう言って城を出てきたので、

「そうこなきゃ」

と薄星は返事をしました。

「毒で黄泉に潜りかけたお礼はきっちりあの王子にさせてもらうわ。

曾の王子にも土妃にも勝ちに行くわ。

ここを出る前に布石を打っておきたい。

都に戻ったら思うように動けないわ。

都の清逸。国の兵たちはたぶん私のために動いてくれる。

連絡を取りたい」

亜姫がそう言うと、ジャハルが「何を考えてる?」と聞いてきました。

「お前にすべてを話す必要はない。

完全に信じれるわけじゃないからな」

と薄星は言いました。

「ジャハル お前は強かです。

王子に渡しの身辺を探るよう言われながら盗むことはしなかった。

これを

亜姫はそう言うと、玉璽の片方を見せました。

あれが何なのか知ってるのか?と薄星が聞くと

「さぁね。だが金でできた龍の彫刻・王から送られたもの・・・

となりゃただの品じゃないのは分かる。」

すると、亜姫はこう答えました。

「これは私が亜王の正統な後継者であると証明するもの。

これが2つ揃えば曾の王子であれ黄王であれ私に何も命じることは出来ません。

なぜならこの玉璽こそ王の御璽であり、

新亜国王となる私に誰も命じることなどできないからです。

私はこれを手にするつもりです。

ジャハル お前の伝手を使ってこれを探りなさい。

お前は曾の王子に忠誠を誓ったわけではない。

胡人の身でありながらこの戦乱を渡り歩く興奮、

盤上の遊戯を眺めるが如く国々の諍いを楽しんでいる。

私のもとにいればどこよりおもしろい眺めをくれてやる!!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

亜姫の部屋から出たジャハルは薄星にこう言いました。

「おまえの姫さんはやっぱり面白い」

すると・・・薄星がその場に吐き戻しました。

その姿を見たジャハルは

「お前・・・毒が抜けてないのか?」

と聞きました。そう言われた薄星はジャハルを睨み

「それがなんだ」

と言いました。ジャハルが意地を張ってないで亜姫に言ってまだ寝かせてもらえ

と言うと、「大丈夫 必ず元に戻す」と言って立ち上がりました。

「前にも言ったはずだ。強いからって好きな女を辛い目にあわせていいのか?

くだらない意地でかまわない」

それを聞いたジャハルはこう言いました。

「なぁ大将 お前を殺しかけたんだ。

俺のこと嫌いだろうけど、実は俺はお前の事が結構好きだぜ。

胡人の奴隷が好きな女を助けたいってだけで強くなり、

女王の才愛の将軍にまで出世する夢のような話があるのなら・・・・

見てみたいって思うぜ。

そして話を切り替えて、亜姫とデキたんだろ?どうだった?とジャハルが薄星に聞くと

「してない!!毒で死にかけてんのにするか馬鹿!

つーか俺はそんなに獣じゃない」

と言うので

「仙人かっ!お前の色欲は行方不明か?!それでも男か?!」

とツッコミ、更には亜姫にも乳ぐらい揉ませてやれよ!と抗議に行く始末でした。

ジャハルが変なこと言ってると焦った薄星が

その話に割り込みました。

姫様 俺は都には行かない。

姫様の言ってた通り都に戻ったら派手に動けない。

ここを拠点に連絡を取れる者がいたほうがいい」

それを聞いた亜姫は薄星と離れると思うと、不安になりました。

「都にいる猿王子はあらゆる方法で姫様を屈服させようとするだろう。

俺は姫様の弱点にもなる。

あんたの側で守りたい。だけど今は離れたほうがあんたの力になれる。

勝ちたいんだろ?

本当は”あんたには俺がいなくちゃだめだ”なんて自惚れたいし、

離れたら死ぬほど心配だけど、

あんたを恋しがってついてまわる情けないやつにはなりたくない。」

薄星はそう言いました。そして亜姫は薄星の気持ちを知ってこう言いました。

「私は独りでも都に勝ちに行きます!薄星 お前はお前の成すべきことをしなさい」

そう言われた薄星はこう誓いました。

「どんなに離れても俺はあんたのものだ。あんたにだけ繋がれてる」

ーーーー旅立ちの日、亜姫は郡尉にこう言われました。

「亜姫様 道中お気をつけて。

曾の王子との婚姻の噂があるようですが、いいお話だと思います。

第一王子なら申し分ないお相手。

曾国と黄国の同盟を堅くする面でもありがたい。

ゆえに、この婚姻を断ればさぞ都の居心地は悪かろうと察します。

いつでもお戻りください。

郡尉のその言葉に亜姫は驚きました。

「ここは東の田舎のつまらぬ小城でございますが、

おそれながら亜姫様はどこかの妃でおさまる器とも思えません。

士たるもの窮地にいる美しい女人を助けてみたいと一度は夢見るものでございます。

ましてその女人がほんの一時でも

暮らしを楽にしてくれたお方なら、民は忘れぬものでございます。

厄介と思わなかったとも申しません。

ですが、少しぐらいの手助けをする見方でしから

存外この地では簡単に見つかるものだと覚えておいてください。

いってらっしゃいませ・・・・!」

村の全員に見送られた亜姫は

「言ってきます 再見!」

と言い、黄国へ旅立ちました。

ーーーーその頃黄国に曾国第一王子はすでについており、

亜姫が来るのを今かと待ちわびていました。

「黄国では亜姫を使えこなせまい。俺にくれと言ってるのだ」

清逸に王子がそう言いました。

「・・・それは亜姫様を出さないなら同盟にも差し障りが出る・・・

と仰っておられるのですか?」

清逸がそう聞くと

「黄人の耳にはそう聞こえたか?ならばそうなのかもな」

と王子が言うので、

「貴国と黄国の同盟は対等なもののはず」

と清逸は言いました。すると王子は

「そうだな だとよいな」

と答えました。

「たとえ黄国の申し出から始まった同盟であっても、

言い出しっぺの方が立場が弱いはずなど申しません。」

【強欲で強引・・・ウカウカしていると呑まれてしまうぜ】

そう思いながら清逸がそう言いました。

「良い度胸だ さがっていいぞ」

ーーーー清逸が下がった後、王子は爺に怒られていました。

「王子 女を出せと小国を脅すのはよい趣味ではありませんな」

そう言ってくる爺に

「亜国の動きは何かつかめたか?」

と王子は聞きました。

「スパイからはまだ何も・・・しかし王亡き後、

土妃が国を無理やりまとめあげてるようですな」

と爺は言いました。

「亜姫を亜王にはさせない。

亜国は我が曾国の属国になってもらう。

属国に賢すぎる王など無用。

利用価値も女の価値のうちだ 分からんかなぁ」

そう言いながら王子が舌を眺めると、また酒宴の準備がされているのが目に入りました。

宮女の行列を眺めていた王子はその中に亜姫がいるのを見つけました。

「亜姫・・・!よしっ あの女を連れて参れ!」

王子にそう命令された家来は必死に言われた女を探しました。

目印は”球根頭の女の後ろ”にいたことだけ分かっていました。

「そこの女 待てい!!」

ーーー球根女(桐)と、後ろにいた女を一緒に王子の前に

連れて行きましたが、その女は亜姫に似ても似つかない女でした。

「あたしの近くにいたのは最初からこの女です。間違いありません。

いくらお客人とはいえ宮女に乱暴したなんて評判、

よろしくないんじゃないですかねぇ・・・・」

桐がそう言うと、王子は笑い人払いしました。

1人きりになった王子はこうつぶやきました。

「・・・・そう 生越ばかり恥をかかせて溜飲を下げた気でいるかもしれないが、

この程度の児戯で俺がお前を諦めるとでも?

すると・・・

「まさか。あなたがそんな可愛らしい方だったらよかったのですが。

これはただの再会の挨拶にございます」

柱に隠れていた亜姫がそう言って出てきまいた。

「宮女の格好も似合うぞ亜姫。

だが会いに来るなら花嫁装束で来い!もしくは裸だ!!」

ーーーその頃、曾国の山中では玉璽の片割れを持った宮女が倒れているのが

曾国王子の手下に見つかっていました・・・・

 

女王の花【7巻】感想

ジャハルの毒にやられ、間一髪解毒剤でなんとか生き永らえた亜姫と薄星。

秋が自分で毒の刀で自分を傷つけた時は冷やっとしました。

でも、命を懸けてでも愛しい人を一人で死なせやしないと思ったの行動。

なかなかできるものではありません。

それほど深いつながりを持った2人。

でも、絶対惹かれあってはいけないと思っていたのに

一線を越えてしまいました。私もジャハルのように

結婚は出来なかったとしとも亜王になった亜姫の横で

将軍になった胡人の薄星を見てみたいと思います。

このまま何事もなく2人が幸せになることを祈るのみです・・・

まとめ

女王の花の7巻ネタバレを紹介しました!

亜姫を自分の妃にするために黄国にまで遥々やってきた曾国王子。

この王子も頭が相当切れるので、どうかわしたらいいのか

亜姫はどう動くのか期待します。

そして玉璽の片割れをまさかの曾国王子の手下が手に入れてしまいました。

これをちらつかせて王子が亜姫に迫ってきそうな予感です・・・

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