漫画ネタバレ

女王の花【5巻】ネタバレ!再見

青徹を助けるため、亜姫は策を練り薄星と共に行動を起こすが失敗。

亜国の使者が到着し、絶体絶命の状況に・・・?!

【女王の花】5巻(11話~13話)のネタバレを紹介します!

女王の花【5巻】ネタバレ!

女王の花5巻11話ネタバレ

「無事に戻ったね!」

亜姫と薄星は都に戻ってきました。

「桐さん・・・ご心配を・・・」

亜姫そう言うと、

「もうっ!心配でどうにかなると思ったよ!

馬!!ウチで一番高価な馬ー!!」

亜姫は自分達の心配じゃなく、こうなることをある程度予想してました。

「言い忘れてたけど、急ぎな。黄宮から呼び出しかかってる」

桐にそう言われた亜姫は正装し、宮殿に向かいました。

ーーー「亜姫様 お美しくなられました。亜国王陛下もさぞお喜びに・・・」

亜国・国使がそう言って来たので

「白々しい挨拶は結構です。国から女を追い出し、

一度も文すらよこしたことのない亜王がですか?笑わせないで!」

亜姫はそう言い捨てました。

そのくせ国の面子にかかわる事なら急使をよこし、

母親を見殺しにし、今度は清徹を奪おうとする父親

亜姫は腸が煮えくり返る思いでした。

「亜姫さま!」

清逸が今にも爆発しそうな亜姫を制止しました。

清徹に似ているその姿から清徹が自分に

”人の上に立つものは脅えや迷いを容易く見せてはならない!”

と言っているような気がしました。

「それで此度の用件は?たった一人の男を連れてゆくために

遥々亜国から使者団を寄こしたのですか?」

亜姫がそう聞くと国使は

「清徹という男はただの商人ではございません。間者です」

と答えました。

「たかが鼠一匹に揺らぐ亜国ではありますまい・・・!

なぜその男に限って執着するのです」

亜姫がそう躍起になってそう言うので、後ろで清逸は

こちらこそなぜその鼠一匹にこだわれるのか勘ぐられます!とハラハラしていました。

「男の身は既にこちらに引き渡されておりますので、

このご挨拶を終えましたら我らは直ぐに亜国へと去る所存でございます」

亜姫は助けたい一心ですが、もう何をしても間に合わないのかと思いました。

ーーその頃

「国境から戻ったのか。薄星。

さすがに鼻が利くな。見張りには気づかれなかっただろうな?」

牢屋に現れた薄星に清徹がそう言いました。

「俺を鍛えたのあんただろ?そんなヘマしねーし。

・・・あんたこのまま行っちゃう気?

俺も姫様もおいて勝手に死ぬ気?」

薄星がそう聞くと、

「そうだ」

清徹はそう答えました。

「俺あんたなんか嫌いだよ。あんたのしてることは姫様のためになんかならない。

姫様はああんたを殺してしまったってずっと苦しむよ。

姫様 あんたの事が好きなんだ

薄星がそう言うと、清徹は驚いた顔をしました。

「・・・なんだそれは。気付いてなあかったって顔ですね」

と薄星が言うと

「いや、”お前はバカか?”という顔だよ」

と清徹がいうので薄星はキレました。

「アンタ全然尊敬できる大人じゃねーし!」

そう言う薄星に清徹が

「まったく・・・出来が悪い奴だがそれでも後はお前に託すほかない。

お前は直情的すぎるぞ。

俺は亜姫の心など知らんと言ってるのだから知らんことにしとけ。

その方が好都合だろう。お前は亜姫に惚れてるんだから

と言うので、薄星は顔を真っ赤にしながら一生懸命否定しました。

その姿を見た清徹は【若い・・】と思いながらこう言いました。

「だが決して亜姫をお前のものにしようとしてはならん。

王族は人ではない。”国”という龍を身の内に住まわせる化物だ。

必ず亜姫も激烈な王位争いに巻き込まれる。あいつがただの女でいたいと望んでも

そうは生きられない。相応しい座に押し上げてやった方が安全なんだ。

そのことを責めるな。ただの男と女の愛情をあいつに求めるな。

あいつは立場とお前との間で引き裂かれてしまう。

あれはそういう美しいが悲しい化物なんだ。」

それを聞いた薄星は

「もう奴隷の分をわきまえて姫様から離れろって言いたいんだろ?」

と清徹にそう聞くと

「違う。頼む あいつの側を離れるな。

あいつを守ってやってくれ。報われない相手といることは苦しい。

苦しくてたまらなくても、それだけがあいつとお前を結ぶ道だ。

一度離れたらもう戻れはしない。

もしお前から手を離す日が来たら・・・」

と言うので、薄星はこう答えました。

「うん・・・それは姫様の重荷になってしまった時なんだね。

あんたみたいに」

すると優しい顔で清徹はこう言いました。

「そうだ。2人で幸せになれとは言ってやれん。

でも、お前に幸運の星がついてることを願うよ。

薄星 頑張るんだ

その言葉をもらった薄星は目から涙が溢れ出ました。

「うそをついてたよ・・・俺・・・あんたが好きだったよ・・・

そう言って2人は最後の握手を交わしました・・・

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翌日

清徹が馬に引かれて亜国へ連れて行かれる姿を見た亜姫は

【あの城門をくぐったらもう会えない・・

どうしたらいいの?まだ何も伝えてないのに!】

と焦りました。

「恐れ入ります。靴の紐がほどけてしまいまして・・・」

そう言って立ち止まった清徹に国使が

「面倒だな。直せ!長旅ずっと馬に引きずらせるわけにはいかん」

と言うので、その場に清徹が座った瞬間・・・

「これを上から巻いて使いなさい」

亜姫が自分の服の袖を切って清徹に渡しました。

その様子を見た国使が

「これは亜姫様・・・!この者を知っておられるのですか?」

と馬を降りて聞いてきました。

【お前ならわかるはずだ。これが俺の望みだと!答えないでくれ】

清徹が心の中でそう祈っていると

「はい 知っています。城邑の商人の顔ぐらい知っていて当たり前でしょう?

私もここに来てもう3年になるのですから。

もっとも顔ぐらいしか知りません」

亜姫は心の中で【あなたが好きよ】と思いながら、清徹に布を渡しました。

そして、清徹が一言でも助かりたいと言ってくれれば

亜姫はどんな手を使ってでも助け出すつもりでしたが・・・

清徹は亜姫の目を見ることなくその場を立ち去りました。

ーーーせめてその手に触れて、あなたが好きだと告げ行かないでと泣けたなら

その姿を決して忘れないように眼に閉じ込めるほど見つめ

そんな優しい別れが出来たなら・・・

でも、あなたが望むのは私が泣かずに立っていることなのねーーーー

亜姫はそう悟りました・・・

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清徹が連れて行かれてから数日後、周りは亜姫は泣きわめいたり感情も外に出さないので

薄情な奴だと言って噂しました。

部屋にいる亜姫に薄星が

「気にすることないですよ。姫様のことも清徹様のことも

誰もわかっちゃいないんですから」

とフォローしに来ました。

「薄星・・でも、やはり私もくだらないのですよ。

ただあの人に褒められたかったのです。

「よくできた亜姫」と。そんな言葉を貰えると願ったのです。おかしいでしょ?

もう戻ってこない人が言葉などくれるわけがないのに・・・」

亜姫はそう言うと、目から涙を流しました。

「いえ、姫様。言伝があります。

”もうお前に教えることは何もなく、俺がやり残したこともない。

なんの心残りもない。蒼天のような心地だ。

お仕えすべき黄妃様を失ってから俺の心が晴れることなど決してないと思っていた。

お前は 俺の宝だった。ありがとう。先に亜国にゆく”

薄星に清徹からの言伝を聞いた亜姫は、更に大粒の涙を流して泣き崩れました。

「ほんとうに・・・ひどい人だわ。

私の言いたいことなど一言だって聞いてはくれなかったくせに・・・」

亜姫はそう言うと、切り替えてこう言いました。

「薄星・・・何度も走り回らせて悪いけど、馬を用意して。

今から追えばせめて離れて見送ることが出来ると思うの!」

そう言われた薄星は

「はい。そのつもりで先ほど引き出しておきました」

と言い、亜姫に馬を渡しました。

ーーーーその頃

「どういうことです?」

国境時点で、清徹は国使に両手首にかけられていた縄を外されました。

「ここまでくれば充分だ。

逃がすつもりはない、だが我らは急ぎ亜国に戻るよう王に命じられている。

ただの商人ではあるまい。馬には乗れるな?使え。

足を速めねばならん。」

そう言われた清徹は

「分かりませんな。逃がすつもりはないとおっしゃるが、

罪人が馬を与えられて大人しくしてるとでも?」

と聞きました。すると国使はこう言いました。

「お前は逃げない。亜王陛下はそうおっしゃられた。

なぜなら・・・」

その話を聞いた清徹は笑いました。

「ぶはは!亜王め どこまでもいけ好けぬ男だ!!

そういう心づもりか。どの道俺は殺される。

だがどの道を選らばせてくれると言うのだな?

いいだろう 俺を連れて行け!

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亜姫は一生懸命馬を走らせて、ようやく亜国の使者団を見つけ

上から清徹がいるのも確認できました。

「どうした?」

「いやさっきからなこちらに合わせて走ってる馬がいるんだ」

「手を振ってる。何かの遊びなんだろ」

「遠目には女のようだが、袖がやけにっ短くないか?」

国使たちがそう言って上の方を見上げているので、

清徹がその方角を見ると・・・亜姫の姿がそこにはありました・・・!

【さよなら。あなたが好きずっとずっとずっと・・・また会いましょう!】

互いにもう再び会うことはないと分かっていました。

清徹との今生の別れをした夏、亜姫は17歳になりました。

女王の花5巻12話ネタバレ

「姫様、今魂抜けたみたいにあんなだし俺が守っとかないと」

薄星はそう言いながら、清逸に稽古をつけてもらっていました。

ーーー薄星が亜姫の部屋に行くと、なんと亜姫が砂を研いでいるので

なんと陰気な!とビックリしました。

「ちょ・・・姫様!いい加減正気に戻ってくださいよ」

薄星がそう言うと

「お前がいつも私をどう思っているかよく分かりました。

私は正気です!」

と亜姫は言いました。

「これを使いたくて人を読んだけど、誰もいなかったから自分で整えていたの。

お陰で我を取り戻したわ。恵まれない姫だった私が

ただ座して持つだけで手に入れられるものなんて何ひとつなかった。

今でも これからもよ

その姿を見た薄星はいつもの亜姫だと思いました。

―――部屋に戻った2人は

「で なんです?コレ」

と亜姫に先ほどの砂の事を薄星は聞きました。

「見ての通り「習字」です。

砂上に文字を書き、文字を学び己の鏡とするのです。お前が!」

突然そう言われた薄星は、「なんで俺が?!」と驚きました。

逃げようとする薄星を押さえつけて、

亜姫はこう言いました。

「頼れる人は去り、この先の事も何も分かりません。

学べることは今の内に学ぶべきです」

そう言われ、亜姫に文字を学びましたが一向に頭に入ってきません。

剣の稽古より疲れる・・・薄星はそう思いながら

「姫様 なんで俺にそこまで文字教えようとすんの?」

と聞きました。すると亜姫はこう言いました。

「・・・薄星こそなぜそこまで嫌がるのです。

亜国の士人は皆 書を学んでいます。

私は亜国に戻るわ!必ず!

そしてお前を奴隷のままにしておくつもりもないのです!

でも、亜国は遠いわ。

何年先に戻っれるかも分からない。

遠く離れても、文字なら千里を越える。何年経っても。

つながることができるかもしれないわ。

亜姫のそう話す姿を見た薄星は亜姫の見ている遠い亜国には

清徹がいるんだと思いました。

そして、文字一つまともの書けない自分では

代わりにならないんだろうけど・・・と不貞腐れてしまいました。

そして部屋を出て行った薄星を亜姫が屋敷中探し回りました。

ーーー「久しぶりに巣穴から出てきたみたいだね」

桐にそう言われた亜姫は、薄星がここを通らなかったかと聞きました。

文字を教えようと思ったら逃げられたと言う亜姫に桐は

「つーか奴隷になんで学をつけさせることあんのさ」

と聞きました。すると亜姫はこう言いました。

「それは違います。奴隷が功を立て将軍になった例もあれば、

国を亡くした大夫が奴隷になった例もあります。

身分など仮初めの器にすぎません」

そんな話を聞いた桐が

「バカらしい。それじゃ王様だって同じただの人になっちまう・・・」

と言うと、亜姫はキラキラした目で桐を見ました。

「そのとおりなのです桐さん!!「王」もまたただの器。

本当は王など誰がなっても良いのですよ。」

と亜姫が言うので、桐はこう言いました。

「その誰が誰がなってもいい王様に「コイツだけは駄目」って

追い出されたんじゃないか あんた」

そう言われた亜姫は少し落ち込みました。

ーーーその頃、薄星はそろそろ亜姫が自分に学を教えるのを諦めてくれたかなと

思いながら歩いていました。大体自分には性に合わないと思ったのです。

「薄星!」

戻ると機嫌のいい亜姫がそこにいて、薄星は逆に怖く感じました。

「あのですね・・・習字は・・・」

薄星がそう言うと、

「それはとりあえずよしとします。

そのかわりあれを運びなさい

そう言って亜姫は大量の荷物を指さしました。

「えっとこれ全部?ナニコレ・・・なんのためにこんな一杯運ぶの?」

薄星がそう聞くと

「なんでもいいから!」

と亜姫が言いました。

ーーーこの少し前

桐に”女主には「女に力」を使った人の動かし方ってもんがあるんだよ。”

言われたのでとてつもない我儘から試してみることにしたのです。ーーー

「やです!!」

薄星にあっさり断られた亜姫はたじろいました。

でも、これではいけないと思った亜姫は女王様のごとく厳しい口調で再度言いました。

「黙りなさい 薄星!この犬ぐあっ!!」

ポカンと口を開けたままの薄星に、亜姫はどうしようと冷や汗をかき始めました。

「あ・・・の・・・お前をもっと己を知ってですね・・・

私の言うことを聞き助けてくれても・・・」

亜姫がそう言うと、薄星は近づいて亜姫の手に噛みつきました。

「犬は口をきけない。でも目は見えてる。

主かが自分から離れていくのもただ見てるしかない。

主が誰かの事で悲しんだり苦しんだりしていても口に出せない。

見てるしかないんだ。あんたを助けられるようなすげーいい頭とか

立派な身分とか、俺じゃだめなのって言う立場もない。全然ない。

けどずっとずっと苦しい。

言われなくてもしょせん犬だってわきまえてるんだよこっちは!

これ以上どうしろって言うんだよ!!

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屋敷を飛び出した薄星は、酒場に居た清逸に偶然に会いました。

「清逸様はなぜ桐様を妻にしたんですか?

たいへん無礼だとは思うけど、清逸様ならもっと姿も良く

優しい布陣を持てたんじゃないと。。。

家柄でもなかったのならなぜ?」

薄星がそう聞くと、清逸はこう答えました。

「・・・お前な、それが分かった時 お前は桐に惚れてるよ。

相応しいかそうじゃないかだけで男と女はできてねーのよ。

むしろふさわしい相手何て選べない。

選んだところで「それが正しい」なんて誰が答えてくれるんだ?

自分だけだ

それを聞いた薄星は、亜姫も清徹とあんな別れで後悔はなかったんだろうかと思いました。

「姫様が・・・文字は千里の地も百年の刻越えると言ってました。

清徹様からの文を待ってるんだと思います。清徹様はまだご無事でしょうか?」

それを聞いた清逸は声を荒らげてこう言いました。

「バカを言うな。あいつが文なんか出すか!

あいつは「死んだ」それをまだ飲み込めない腰抜けなのかお前は!!

亜姫様じゃない。お前だ!お前が勝手に弟の幻に憑かれてるんだ!

亜姫様がお前に文字を学ばせたかったとすればそれは

ただお前のためだ

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屋敷に帰ると亜姫がいないので、薄星は一生懸命周りを探しました。

すると高台に1人で座っている亜姫を見つけました。

「探しました!供もつけずにいなくならないで!」

薄星がそう言うと

「悪かったわ・・・お前が望まないのに文字を学ばせようとしたり、

言いなりにそようとしたり、つまらぬ真似をしました。

ここから景色を眺めていると何も変わらず平安に見える。

本当は人も物も入れ替わり失われて行くのにね」

と亜姫が言うので、薄星が

「俺に文字を覚えさせたかったのは、俺がちゃんと士人になれば

戸籍も残るし、間者をしていた清徹様のように消えることはないと思ったから?」

と亜姫に聞くと「ええ」と答えました。

「とんでもなくやり方が下手でまずくてどうしようもにから

多分気付いてないと思うけど、私 薄星が大事なの。

それを聞いた薄星は、きっと自分はこの高台から見えた夕日を

振り返るだけで何度も思い出すだろうと思いました。

そしてこう言いました。

「悪いけど・・・やっぱり俺、文字覚える気ないです。

だって、俺姫様と離れる気全然ないし。

ずっと一緒です。決めちゃったんです子供の時に」

それを聞いた亜姫は

「ずっとなんてないわ!お母様も清徹も私を守るためにいってしまった・・・

みんなこの手をすり抜けてしまう。

もうこれ以上は耐えられない・・・」

と言って涙が出そうになりました。そんな亜姫を見つめて

「俺は違う」

と薄星は言いました。

「これだけの村で人もいっぱいいる。

けどさ、百年経ったら今生きてる人は誰もいなくなる。

俺もあと何十年かすりゃ死んでるんでしょ?

だから俺の”ずっと”ってきっとせいぜい数十年のことだよ。

”数十年一緒に居ます”ならありえない気がしない?

数十年でも俺にとっては永遠。

永遠に一緒に居ましょう 姫様

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その頃、亜国では

「陛下 私のお願いは小さなことでございます。鼠のお話ですもの」

土妃が亜王にそう言うと

「くどい!あの黄国から運ばれてきた隻眼の鼠が欲しいというのであろう。

アレの処刑は決めてある!女の玩具ではない」

と亜王が言うので、土妃は話を切り替えました。

「ではもっと陽気な事をお話ししましょう。

王子ももう15。そろそろ太子に即位させねばいけませんよね。

式は・・・・」

すると、ぞっとするほど冷たい目で亜王は土妃を睨みました。

それを見た土妃は驚き

「失礼いたしました」

と言うと、亜王は土妃の前を去って行きました。

「陛下にとって黄妃の美しさも、亜姫の聡明さも路傍の石であると知った時、

私は喜びで打ち震えたものです。

土国より輿入れし16年・・・長うございました。

王子も生み、正妃となり私はこのままでもよい気がしていたのです。

が、私もまた路傍の石であったと言うことですか 陛下」

土妃はそう言うと涙を流しました。

そして、驚くほど表情が変わり

「ならば死ね」

そう憎しみを込めて呟きました・・・・

女王の花5巻13話ネタバレ

土妃は着々と亜王暗殺の計画を練っていました。

国王殺しに加担するのが怖くなった家臣に

土妃はこう言いました。

「己の道は己で拓き地固めするものよ。

成り行きに任せるなどしておったら、この乱世 敗者となるだけじゃ。

そして・・・私が唯一しくじったは、黄妃の娘を生かしたことじゃ

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黄国の宮殿の外れで亜妃と薄星が出会ったのは、胡人(褐色の肌色)でした。

「珍しいな 胡人か」

と薄星が言うと、

「金髪隻眼のあんちゃんに言われたくないね。

あんたらこそ俺達よりすっと西の果ての異人じゃないか」

と胡人が言うので、薄星は

「何者だ?」

と聞き剣を構えました。これはヤバイ奴らに会ってしまったと思った胡人は

商人節(通行証)を亜妃に渡し、自分はれっきとした商人だと言いました。

ーーーー胡人の商人を住まいに連れて行くと

「貧しい奴から安く買い、お大臣に高く売る。

商いのコツはそれだ。

本当に酷いのは売るものもないって貧乏人さ。

お姫様 つまりあんたの話。

先刻この居所をざっと調べたが、金目のものが何もないときてる。

そうだねぇ・・・せいぜい買い取っていいのはあの硯だけだね。

ま!こっちも亜国の王族とのつながり持ちたくて来たんだ。

今回は大まけにまけて10銭で買うよ」

商人がそう言うと、

「お断りよ。「貧しい者から安く買う」でしょ?

さんざん貶しておいて本当の値は30銭?50銭くらいかしらね。

そもそも硯は墨を磨れるような身分の者しか求めないはず。

「お大臣に高く売る」それに「元は王族の品」といういわれをつけて

100銭で売る気・・・といったところかしら」

と亜妃が図星の事を言うので、商人は冷や汗をかきました。

「銭勘定ができるお姫様がいるとはな!

あんた王族のくせに相当貧乏こじらせてるね!」

そう言われた亜妃は

「そうね・・・商いを教えてくれた人がいるの」

そう言って寂しい顔をしました。

するとその時・・・・承認のかごから子猿が出てきました。

それを見た亜妃は一瞬でその子猿の虜になりました。

「南方で仕入れてきた、大丈夫さ 人を噛んだりはしない。

じゃなきゃ商品にならないからね」

商人がそう言うと、亜妃はこう言いました。

「なるほど。確かにあなたは商人ね。

相手の心を掴む貢物も持参済みですか。

ですがここは黄国、東では個人が奇異の目で見見られ

商いに有利とも思えません。

まして亜国を追い出され、無力な姫とつながりを持つため

わざわざ来たなど信じられると?」

すると商人は

「安く買って高く売るために来たのさ。商人だからね」

と言いました。

「つまり今の底の私を買っておくつもりかしら?

味方になってくれるというの?

将来高く恩が売れると思うの?

生憎私は亜国の王座にはさほど興味ないわ。

女王になど私はなりたいと思ったことはりません。

力に溺れる女は醜悪だわ。不正を正したいだけ」

亜妃は土妃のことを思い浮かべながらそう答えました。

後ろで亜妃の話を聞いていた薄星は、あの日清徹が言っていた話を思い出しました。

【その日はもうすぐここまで来てる・・・?!

途方にもない流れにこの人は攫われてしまう・・・・】

「名乗りなさい怪しい商人。雇ってあげましょう」

そんな事を言いだした亜妃に薄星は焦りました。

「姫様!!こいつは刺客かもしれませんよ?

国々を移動する商人は正体を隠すのに都合がいい。」

亜妃はそう言う薄星にこう言いました。

「胡人は目立ちすぎるわ。襲うつもりなら顔を見せなかっただろうし。

今は私はここではなく清家にいると調べてなかった。

刺客としては下の下ね」

すると商人は

「ジャハル(蛇波流)だ」

と名乗りました。

「ジャハル 今の確たる身分のない私に金を優遇してくれる商人はいないわ。

でも私は力がいるの。大望を叶えるために。

あなたの狙いがなんであれ、私の役に立つ限り側に居ることを許します。」

薄星は亜妃に、少しは危ないと思わないんですか?と聞きました。

すると亜妃はこう答えました。

「私の身は薄星が守ってくれるのでしょう?

あなたがダメだった時は私が死ぬとき。

それだけのことよ。「永遠に一緒」ってそういうことだわ」

それを聞いた薄星は、流れに攫われるのではあなく

この人はどんな激流であってもその流れに乗る。

そして自分はこの人の手を放さないと再度心に誓ったのです。

ーーー外に出ると、また亜妃のお供の胡人が増えていると村人たちが

奇妙な顔で亜妃たちを見ました。

「これで増々顔が知れて私の首を取りづらくなるわね。」

するとジャハルが

「それでこの大通り通ったのかよ!あんなこと言ってた割に

命惜しいんじゃねえか」

と言うと、亜妃はこう答えました。

「惜しいに決まってるでしょう?

私を生かすためにすべてをかけてくれた人もいる。薄星も。

この命安くないわ。生き抜くための見苦しさを私は恥とは決して思わない。

大恩ある人のためにも、私は生きて前に進む

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亜国・宮殿地下牢

「”お前は生きて来なければよかったのだ”と、アレに行ったことがある。

本心だ。お前とくだらぬ昔話をするためにここに来たわけではない。

この国では王の子は生まれん。生まれても育たん。

土妃が生んだ王子以外はな

亜王が誰にもバレないよう牢屋へ幽閉されている清徹に会いに来てそう言いました。

「亜王陛下 この清徹 永く伺いたいことがございました。

陛下はご本心から亜妃様を疎んじておられたのかと」

そう聞かれた亜王はこう答えました。

「好意や愛情などの情で王は動かん。

土妃の生んだ王子が次の王たり得る者と成長すればそれでよし。

だがこの乱世、国の存続すら危うくさせるような暗愚であれば、次が要る

それを聞いた清徹は

「・・・亜妃様を次の王に・・・

ただ「王子の代わりに姫」というのでは乱れる元。

女の王に反発する者も多くでましょう。

臣下たちがおのずと玉座に戴きたく願ったという形がいる。

それには智力・胆力・他国からの後押しを取り付けるだけの者でなくては。

ただ土妃に潰されるのを待つだけだった亜妃様を国外に出した。

そう・・・人知れず「女王」を育てるために。

と言いました。

「女王など立たぬに越したことはない。

ただあの王子の暗愚さは土国にとっても誤算だったのだろう。

土妃は焦っておる。くだらぬ動きが見え隠れする。

あの女では亜国を土国の属国(他国の支配下にある国)にしかねん。

万が一を考え、龍の半身を娘に託した

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その夜・ジャハルが亜妃の荷物を人気がない時間を狙って漁っていました。

金目のものはこれぐらいか・・・そう言って、1つの袋を手に取ると

「何か言いたいことは?」

突然そう言って現れた薄星に取り押さえられました。

「何を探ってた?俺は姫様みたいに気が長くないんだ」

そう言ってジャハルの首を絞めていると、亜妃がやってきました。

「姫様。すみません起こしましたか。

俺はコイツを信用してないですよ。ホラ!姫様に何か申し開きがあるなら言えよ」

薄星が首を絞める手を緩めると、ジャハルはこう言いました。

「お姫様、あんたに金も運もかけるんだぞ・・・?

己の買い物をちょっとぐらい調べさせろよ。

それと、あんた乳まで貧乏なんだな」

寝間着姿の亜妃にジャハルがそう言うと、

薄星は「死ねばいいのに」そう言ってジャハルの首に剣を押し付けました。

「探るほどの物ではありません。

亜王から送られてきた金です。」

あるなら使えよと言って、ジャハルが袋の中身の中のその金を取り出すと・・

「ん・・・?こいつはなんだ?」

ただの金の塊でないことに気付きました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー「”玉璽”代々の王が持つ天子の御璽。王の証。

それを2つに割ったのですか?

は・・・はは!天帝から天罰がくだりますよ!

そんなことした王はあなたが初めてでしょう!」

清徹がそう言いながら笑うと

「くだらん。こんな物はただのちっぽけな金の塊だ。

「玉璽」も「王」もまた、人の作った仕組みにすぎん。」

そう亜王が言うので、清徹はこう言いました。

「そうでしたね・・・初めてお目にかかったときも

あなたはそのようなことをおっしゃっておられた。

不思議なものです。亜妃様はあなたによく似てらっしゃいますよ。

賢く、何ものにも囚われない眼をお持ちです。

陛下を失望させることはないでしょう。私の宝です

亜王が清徹に何か言おうとしたその時・・・・!

「陛下!!大変でございます!

謀反にございます!宮殿東より火の手・宮殿西に兵が終結しております。

お逃げ下さい!!主殿門・南北門、逆賊奴らが

封鎖し、我が軍が入れません!!陛下!!」

青ざめて息を切らした家臣が牢屋へ走ってそう報告しにきたのです・・・!

ーーーーーーー燃やせ!!炎で壁を作り誰も脱がしてはならぬ!

逆らうものは炙り殺せ!!私からのせめてもの手向け。

主の死出の旅には供を多くつけねばの」ーーーーーーーー

 

 

土妃・・・・!!まさかこのように早くくだらぬことを起こすとは!

あの女の愚かさ見誤っておったわ!

逆賊どもは儂がここにるのをまだ知らぬはず。

兵を集めて裏階段から地上に出るぞ。

お前の剣と牢の鍵を出せ」

亜王はそう言うと、牢屋の鍵を開けそして清徹に剣を渡しました。

「くれてやる。お前もここから出ろ」

そう言われた清徹が

「そのまま逃げますよ・・・?夫婦喧嘩に巻き込まれるのは

兄夫婦のとこだけで十分でして」

と言うと、

「かまわん。こうなっては致し方無し。

お前にはもう少し話が合ったのだが、その時間がない。」

亜王はそう言うと、あと半分の玉璽を出しこう言いました。

「これも亜妃に届けよ。暫し預ける。

儂に似た娘というお前の言葉信じてやる。

亜妃のために罪人にまでなったお前が分からん。

愛の情も王の眼を曇らせるだけ無用のものだ。

だが、王とはつまらぬものであるな」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

亜王と別れた清徹は牢屋の鍵で、亜妃が宮殿の中でいた時に

1人だけ優しくしてくれていたという宮女の牢を開けてやりました。

しかし、その宮女は酷く痛めつけられており、口封じのために舌も切り取られていました。

清徹は足手まといだとおもいながらも、その宮女と一緒に逃げることにしました。

「大丈夫だ。足は弱ってるだけ。すぐ普通に歩けるようになる。

すまないなど思う事はない。俺は人使いが荒いからな。

まだ働いてもらいたいだけなんだ。

お互い殺されずにまだ生きている。その運を信じよう

亜王に預けられた玉璽をしまい込んだ胸に手を当て、

【そうだ。お前の元に戻り、女王となったお前に仕える。夢のようだ】

と思いましたが、それも一瞬の夢に散りそうでした・・・・

ーーー「おや 鼠が2匹・・・しかも隻眼がおるではないか」

なんとここで土妃に2人は見つかってしまったのです。

「あやつを捕らえよ!!」

宮女は舌を切られ、喋れない口で一生懸命「行ってはいけない!清徹様!!」

と叫び続けました。その願いも虚しく、清徹は土妃から放たれた無数の兵たちに

1人で突っこんでいきました。

【幸せな夢を見た。今この瞬間 亜妃 お前を俺の主と選ぶ。

主の剣となり、主の道を拓く

どうか無事玉璽をお受け取りくださいますよう

最初で最後の臣からのご奉公です・・・】

 

女王の花【5巻】感想

清徹・・・悲しすぎる・・・(涙)

亜妃のために自分の身をもって守ろうとするなんて辛い・・・

でも、亜妃が生きるため・亜妃が女王になるためには自ら犠牲になるべきだと

清徹は思ったんでしょうね。

しかし土妃の考えの恐ろしいこと・・・というか

自分の思い通りにならないと気が済まないんでしょう。

あんなバカな息子じゃ国は背負えませんし、人はついてきませんよ。

そして恐怖政治をやったとしても、それで国を潰すだけですからね。

でも、少しは土妃も嫁いで来てから自分の事を愛してもらいたいと亜王に

思っていたようですね・・・

そして!なんと亜王は実は亜妃のために亜妃を外へ逃がしたようです。

やっぱり王様!先見の眼があるんでしょうね~

亜妃が王になるにふさわしい人物になるために育てようとしたのでしょう。

それで自分が憎まれることになったとしても・・・

まとめ

女王の花の5巻ネタバレを紹介しました!

最後の最後、これで清徹が助かると思ったのに・・・

きっとこのまま清徹は心半ばで亡くなってしまうのでしょう。

この先、亜妃が女王になるには必要な人物だし、

側に居れば亜妃の助けになる人なのに・・・なぜいい人ばかり

いなくなっちゃうのでしょうか。辛いです・・・

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