漫画ネタバレ

女王の花【12巻】ネタバレ!開戦前の一時

旦による曾王へのクーデターが勃発。

正統な亜王である証の玉璽の片割れを持った薄星がっ蹴る家、

亜姫は玉璽を手に亜王を宣言する。

兄・光の助けを受け曾王を排し、旦は新曾王に即位。

亜姫が女王への歩みを進める一方で、国境付近には

亜王軍を率いる土妃の姿が・・・?!

>>11巻ネタバレはこちら!

【女王の花】12巻(33話~35話)のネタバレを紹介します!

 

女王の花【12巻】ネタバレ!

女王の花12巻33話ネタバレ

曾宮では新曾王の旦が兄の光と、こちらの混乱をつけこんで

国境の村2つを奪って攻め込んできた土妃をどうしようか作戦を立てていました。

「亜姫が正当な次期亜王の名乗りを上げた今、アホ王子をなんとしても

玉座につけたい土妃はウチに揺さぶりをかけたのだろう。」

旦がそう言うと

「曾国が亜姫様を手放して事を収めるという手もあるよ」

と光は言いました。すると旦は

「やだね!あの女にゃ元手がかかってるんだ」

と答えたので、光は内心惚れてるくせにと思いました。

「腹正しいが今は小競り合いに留めて様子見が賢明だと思う。

光はどう見る?

そう聞かれた光は

「・・・うん」

と答えました。なんとも歯切れの悪い返事をした光に

旦はお前の方が自分より頭の出来が上等なのは分かってるから言え!と言いました。

「や・・・旦の見立てが最上だろ。

君を王へと望んだ段謹は正しかった。

君はとっくに私の上を行ってるんだよ。」

ーーー光は昔、爺の段謹にこう言われたことを思い出しました。

『臣はあなた様がたとえ力を持つ王子であっても主とは選ばなかったでしょう。

才溢れたあなた様に旦様は劣る。ですが・・・

後ることを知りながら逃げず、退かず、折れず

それでも前に進もうとする強さはあなた様には持ち得ないものです。

そんなに時がかかろうと、強さは才能を越えていくと臣は信じます』

ーーーー【段謹 お前の信じた夢は今ここに在る】ーーー

その頃、亜姫と薄星が宮殿の庭を歩いていると

綺麗な花を咲かせる木を見つけました。

その気を見上げていると・・・

ドシッ!!

「ぎゃあ!」

なんと上から女の子が落ちてきたのです!

薄星はとっさにその女の子をキャッチしました。

「ぎゃ!怪しい奴!!あんた何奴!?奴隷?」

そう言って女の子が胡人の薄星にそう言ってきました。

「あの・・・薄星はそういうんじゃ・・・」

亜姫が薄星に詰め寄る女の子にそう言うと、

「でもこんな珍しい胡人買えるなんて、あんたの家ってお金持ちなのね。」

と女の子は亜姫に言いました。

「別に羨ましくないんだから!王妃になればいくらでも珍しいものがもらえるんだから」

そんな風に言う女の子はこう続けました。

「正しくはなるつもりってことだけどね。

だって新しい王様はまだとっても若くて正式な王妃もいないのよ!

庶民の女でもこれはもおう全力で機会を掴み取るしかないわ!」

女の子はそのために王宮に忍び込んだと言い、今日は帰ると言って去っていきました。

ーーー清逸に呼び出された薄星は、清逸の部屋に向かいました。

「呼び出して悪かったな。サシで話すのは久しぶりか。

えーーーっと・・・・」

話しにくそうにする清逸の様子で悟った薄星がこう言いました。

「いいです。だいたい分かります。姫様のことですよね?

もうそろそろ姫様の前から俺は消えなきゃいけない。

その話ですよね」

清逸は小さい時から見てきた薄星にこんな残酷なことは言いたくないなと思いながら、

こう話し始めました。

「ここから先はもうだめだ。

亜姫様は亜王になる。奴隷が王様の愛人だなんてあっちゃならない。

亜姫様からは絶対にお前の手を放せない。だから・・・」

薄星はいつか清徹に言われた事を思い出していました。

ーーー【あぁ ようやくあんたの気持ちが分かりました】ーーー

亜姫が1人、花の木の下で寝転んでいると

またあの女の子が気から落っこちてきました。

びっくりしている亜姫に今日はあのお付きの胡人はいないのか?と女の子が聞きました。

「今日と言うか最近はあまり付き合ってくれなくて・・・」

そんな風に言う亜姫に女の子が

「ふうん。やっぱあんた馬鹿ね。かけおちでもしちぇば?

と言って来たので、亜姫は驚きました。

「見てりゃ分かるって。あんたどこぞのお嬢さんでしょ?

そりゃ胡人の奴隷なんかと一緒になるのは難しいさ。

白の北門出て右曲がったとこで花祭りあるから2人で行きなよ。

”周りがどう思おうと私はあなたの妻になりたいです”

そうはっきり男に教えてやれば?

それがあんたの望みなんでしょ?

花祭りの場所を地面に書いて教えてくれながら、

そう言ってくれた女の子に亜姫はお礼を言いました。

「ありがとう!言われてはじめてわかりました。

わ 私一緒に居られるだけで充分だと思ってたけど頑張ってみます!」

そう言ってキラキラした目で言う亜姫を女の子は可愛いなと思いました。

そしてその場を立ち去るとき、亜姫は女の子にこう言いました

「お礼にならないかもしれませんが・・・あの王様はおススメできません。

とても魅力ある人ですが・・・

手が早くて意地悪でなかなか厄介です。忠告しましたよ」

ーーー部屋に帰った亜姫は、早速薄星に花祭りの事を話しました。

すると薄星はため息をつきながら

「なんでそんなの行きたいかさっぱり分かりません。興味ねぇ」

と言うので、亜姫は負けじと一生懸命誘いました。

「行ったら・・・そこで薄星に言いたいことがあるんです。

他の者たちみたいにそこでは立場を忘れて過ごしませんか?

これからもずっと一緒にいるために

薄星はそんな風に言ってくる亜姫にこう言いました。

「馬鹿じゃねぇの。

なんで頭がいいはずのあんたがそんなお気楽なのかわかんねぇよ。

あんた これから王様になるんだろ?

黄妃様の仇をとるんだろ?あんたあのためにいっぱい人が動いて・・・

立場を忘れるなんてできるもんかよ。

あんたただの女の子なんかになれないんだ!!なっちゃいけないんだよ!!

じゃなきゃなんのために清徹様は・・・」

「だからよっ!!」

亜姫は大きな声で薄星の話を遮りました。

「だからよ・・・」

亜姫の目から涙が流れるのが薄星は見えましたが、

それを見られまいと、亜姫は薄星の目を両手で押さえました。

薄星はそんな亜姫に折れて、花祭りに行くことにしたのです・・・

ーーー花祭りでは恋人たちや夫婦の人がたくさん参加していました。

その様子を見た薄星は

「あんなふうに普通の夫婦の約束だできるわけじゃない。

俺達があの輪の中に入れっこないんだ」

それどころか側にいることさえもうできないと思いながらそう言いました。

すると、亜姫がうずくまりながらこう言いました。

「なんで約束してはいけないの?

ずっと先でいい。私を薄星の妻にして。

そのお言葉を聞いた薄星はカチンときました。

「だから!!んなことできるわけないって頭のいいアンタが一番知ってるだろ!

どうしちゃったんだよ!あんたは女王になる!

女王様は誰かの妻になりたいなんて口にしちゃいけないんだ」

「そうよ!!」

亜姫は大きな声でそう言うと、顔を上げました。

その目には涙が浮かんで、頬を伝って流れ落ちました。

「私 女王になるの。今まで支えてくれた者、

犠牲になってくれた者達の想いと共に亜国に戻るの。

絶対皆を失望させないわ。みんなが誇りに思うような女王になってみせる。

つまらない臆病な女の子は置いていく。

だから、今しか言えない・・・

お願い。私が薄星の妻になりたいただの女の子だったって覚えていて・・・・

私がもう口に出せなくなっても、愛してるって覚えてて・・・

そんな事を言う亜姫を薄星は次の瞬間強く抱きしめていました。

そしてキスを交わしたのです・・・

「おぼえてるよ。何十年後になってもいい。

俺はきっと姫様を妻にする。」

2人は満開な花の木の下で、誰にも秘密の誓いを交わしました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

翌日

「すみません清逸様。もう少しだけ姫様の側にいさせてください。

せめて姫様が玉座に着くのを見届けるまで。

自分が役立たずになったと思ったら、その時は去ります」

清逸は薄星のその言葉を信じるよと言いました。

薄星は毒にやられたこの躰でどこまで亜姫の手を放さずにいられるか

分からないが、行けるとこまで行きたいと思ったのです。

ーーその頃、亜姫は旦に呼び出されていました。

「曾国の方針が決まった。待たせたな。

おまえを亜国に戻すため会を開く。来い」

そう言われた亜姫は旦について宮殿へ向かいました。

その時、あの女の子が王様が宮殿へ向かうというので

一目見ようと野次馬の民衆をかき分けて前へズイッと出ました。

「あ!王様来るよ。本当に若いねぇ」

「隣のべっぴんさんは誰だい?」

「ああ あれどかの国のお姫様だよ、

確かちょっと前はお妃様になるんじゃって言われてた・・・」

野次馬たちがそう言っているのを聞きながら、

女の子は王様に並んで歩く亜姫の姿を見て嘘!そんなわけない!と驚きました。

すると・・・女の子を野次馬たちの中で見つけた亜姫が

こちらを向いて、口を動かしました。

「あ」「り」「が」「と」「う」

女の子そう言われたように見えました。

ーーーどう考えてもお姫様と胡人じゃ無理すぎるんだけど、

前を見てしゃんとした背中をたまに思い出してみるんだ。

《がんばって 私の友達》ーーー

 

女王の花12巻34話ネタバレ

亜姫は初めて自分が戦場に立った時の夢を見て、はっと目覚めました。

【あの頃叱ってくれてた清徹はもう側にはいない。

戦うんだ これは私の道】

――亜姫が着替えていると、新曾王の旦が訪ねてきました。

「先の行列で女人の被せるべき布をお前に被せず俺の横を歩かせた。

それは女としてではなく亜国の代表として公に曾国が認めたということだ。

その曾王がお前の後ろ盾となる。そういう宣言だ。

土妃とその王子は土国が後ろ盾となるだろう。

お前が亜王として玉座につくためには合戦は避けては通れん。」

そう言うと旦はニヤッと笑いました。

「我は勝てる戦しかせん。分かってるな?」

「無論!!」

亜姫はそう答えました。そして、色んな地形や兵の動きや

できるだけの情報を頭に叩き込んだと旦に言いましたが、

足りない!と言われてしまいます。

【頭が切れる、度胸もある。今のままでも並みの男なら

お前の足元にも及ばんだろう。だが・・・なにかが足りん】

自覚がない者に言ってもなと思った旦はふいに亜姫のほっぺたを掴みました。

「ははっやわやわだなぁ」

こんな柔らかい肌を戦場にさらすのではなく、

違う道があったらなと思った旦は

「やはり 俺の妃になるか?」

と亜姫に顔を近づけてそう言いました。

その時・・・

「それか とっとと出て行ってくれませんかね?

うっかりこの剣があんたに刺さったりしないようにさ」

短剣を持った薄星がそう言いながら現れました。

「亜姫 いずれにせよ遠からず戦になる。

弱みになりそうなものはできるだけ埋め、切り捨てよ。」

よいなといって旦は亜姫の部屋から出ていきました。

薄星は旦が出て行った後、切り捨てるというのは

自分を含めて行ったんだろうと亜姫に言いました。

すると亜姫はこう言いました。

「私は何度も言ったはず!

何があっても私はあなたの手を放す気はない!!

いい加減私から逃げようなんて諦めなさい!!」

そんな風に言ってくる亜姫に薄星は

「うわぉ 熱烈っすね・・・」

と言いました。すると亜姫は急に恥ずかしくなり、顔が真っ赤になりました。

「完全に対等なはずなのに、私に曾王がちょっかい出すのも

薄星に何か言うのも今は質の悪いいたずらよ」

そんな風に言う亜姫に、薄星は旦は本気で亜姫に惚れているけど

男として教えてやる義理はないなと思いました。

そして亜姫は薄星の手を握りながら

「お願い・・・側にいて。私が私でいられるように」

と言いました。自分勝手だと分かっていますが、

薄星がいなければ息もできないのです。

【大事に思っているのに大事にできない。

それでも傍らにずっといてほしい・・・私は なんて弱い・・・】

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その頃土妃は曾国に兵を進めていました。

「私は強い。”戦?””戦い?”大層な呼び方をしたところで

用はただの殺し合いよ。くだらぬ見栄や迷いを持つから勝利を見失う。

殺す殺す殺す!!それだけを念じ兵を手足のように動かせばよい!

亜姫を殺すッ!!私が勝つッ!!

そして愛しい王子が新亜王になるのだ!と土妃は強く願いました。

ーーーその頃、亜宮では王子がだるいと言って学問を学ぶのをサボっていました。

「母上はいつ戻るのだ?」

また兵が出ていくのを見ながら王子が家臣にそう聞きました。

自分達には分かりかねると答えた家臣に

「別に王なんぞなりとうない」

と王子が言いました。今曾国にいるという姉姫の亜姫がそれになればいいと

王子は思いました。そうすれば、昔のように優しい母が返ってくると思ったのです。

「なぜ好きな事だけしてはいけない?

皆それぞれが好きな事だけをしていれば争いもない。

それじゃどうしてダメなんだ。

本当に・・・この頃だるいのだ

王子がそう言うと、咳き込みました・・・

ーーー曾国・城市

ジャハルがどうしても亜姫に戦の前に会いたい奴がいると言うので

亜姫と薄星はそこへ向かいました。

ーーーある家に着くと、亜姫の前で座って礼をしているあの宮女がいました。

顔を上げた宮女の顔を見た亜姫は

「あなた・・・どこかで・・・」

と言って思い出しました。

あなた亜宮で働いていませんでしたか?!

私、小さいころあなたに厨房で見逃してもらっていたような・・・!」

すると宮女はコクンと頷きました。

「懐かしい 懐かしいわ!どうして曾国に?」

亜姫が近寄ってそう聞くと

その女は今は病で口がきけない。

でもまぁ身振りでなんとかだいたいのことは伝えられるしな。

今もアンタの味方だ。

お姫様に身振りでよけりゃ土妃の情報を教えたいようだぜ?

戦になるなら役立つだろ?」

とジャハルが言いました。宮女をそんな風に紹介するジャハルに

薄星は「おい!」と言いましたが、ジャハルは小さな声で薄星にこう言いました。

「教えねぇよ、あれが間者だってことは。

あの女が玉璽を運ぶために悲惨な目にあってきたことも・・・

させて楽しいもんじゃないからな。」

ーーー亜姫と宮女の話は夜まで続きました。

攻城戦にむけて宮殿の情報を聞いていたその途中、

土妃が母親の部屋を使っていたことを知りました。

【お母様の思い出がつまった部屋・・・あの女が

お母様を師に追いやっておきながら、のうのうと!】

怒りがわいてきた亜姫を見かねて、薄星が声を掛けました。

そのおかげで冷静を取り戻した亜姫は、情報収集を続けました。

「場内のおおよそお配置分かりますか?」

するとジャハルが話に入ってきました。

「あー・・・たぶん「口がきけないせいで満足に伝えられなくてすまない」って

言ってる・・・・?」

と宮女に聞きました。そのことを聞いた亜姫は

「え とんでもない。説明そのものはとても簡潔で要所を押さえたものでした。

そう・・・そうあるべきだって私も教わってきたんです。

私の師父でしたから。

きっとあなたの報告をこう評価するわ。

”上出来だ”って」

その言葉を聞いた宮女は、清徹にそう言われた気がして

涙がこぼれ落ちました。

【清徹様 心からお慕いしていた私の主。

私・・・お役に立てたのでしょうか・・・】

ーー亜姫は十分に情報を聞くと、宮女にお礼を言って帰路につきました。

亜姫と薄星を見送った後、宮女はこう思いました。

【お美しくなられましたね亜姫様。

苦境にあってもねじれず、屈せず、健やかに。

清徹様の望まれたとおりに・・・

私嬉しいんです。あなた様のお力になれたこと。

亜姫様・・・いえ、女王様

どうか陽の当たる道を歩まれんことを

ーー家に入ると宮女にジャハルがこう言ってきました。

「・・・これでもういいのか?

ほかにしたいことは?気はかわらんのか?」

すると宮女は満足げな顔で頷きました。

「ったくどいつもこいつも糞馬鹿だぜ。

だから俺は情が濃すぎる主従ってのが嫌なんだ」

ーーーその頃亜姫は薄星にこう話していました。

「あの宮女・・得にもならないのに私にあんなによくしてくれた・・・

でも私にそんな価値あるのかしら。

臆病者だから本当は戦なんて怖くて逃げだしたい・・・」

すると、薄星もこう言いました。

「俺も怖い。姫様を守れなかったらどうしようって。

姫様を守る力もない自分がすごく嫌だ。

あんたが立派な女王になって要らなくなった俺の手から離れていく日が怖い」

そんなことない!と言おうとした亜姫の両腕を掴んで薄星は近づきました。

「俺だって不安だよ。先何てなにも見えないし、

頭の中ドロドロのぐちゃぐちゃで、情けない事ばっか考えて。

でも生きたい 君と。好きだよ・・・・

薄星はそう言うと亜姫に口づけしました。

「初めて口に出したわね・・・私も薄星が好き。

でもそれに溺れてはいけないって思うの。

あの宮女やっぱり見過ごせない。

袖で隠していましたが、両手に大きな傷があった。

筋をわざと傷つけられたような・・・変よ。

あの宮女が本当は何者なのか知ってるなら教えて 薄星」

教えなければ戻ってでも本人に聞くと言う亜姫に

薄星は戦の前に心を乱してしまってはまずいと思いました。

ーーーそして、あの家に引き返した亜姫たちが見たものは

息を引き取った宮女がそこに倒れている姿でした・・・

「俺が殺したんじゃないぜ?死にたいって言うから毒をくれてやっただけさ」

ジャハルがそう言うので、亜姫はなぜ?と青ざめた顔で聞きました。

はぁ?それを聞くかね?

ただ生きるのも大変な世で、舌も手の筋も若さも生きていく目的ももうない

疲れ切った女に”そのうちいいことあるよ”なんて俺は言えなかったぜ。

もういいんだそうだ。主との約束を果たせたから。

あんたの立派な姿を見届け役目を終えたと。

”主”という言葉を聞いた亜姫は、宮女が王を主とは呼ばないし、どういうこと?

と思いました。

「姫様 もう帰ろう!!」

薄星がそう言って亜姫の腕を掴みましたが、亜姫はそれを跳ね除けました。

「ごめんなさい薄星 待って」

するのが怖い・・・でも知らないのはもっと怖い・・・

「私・・・のためにずっと働いてくれたのですか?

いつから・・・?今ならともかく亜宮にいた子供の頃から

私の血かあらになあるようあなたに命じてくれた人・・・

そんなの1人しか・・・

父王からすら愛されなかった私を・・・拾い上げ、育て・・・愛してくれた・・・

私の・・・師父・・・清徹・・・!!

亜姫はそれに気づいて涙が止まりませんでした。

「ごめんなさい・・・あなたの主は・・・清徹・・・そうなのですね?」

宮女の亡骸に亜姫はそう語りかけました。

女王の花12巻35話ネタバレ

ーーーいつだって清徹は助けてくれた。

いつだってねだったり頼ったりが上手くできない私に

なんの見返りも求めず、ただただ与えてくれた。

ずっと助けてくれていた・・・・死してなおーーーー

「主が・・・まだいるのなら手下であるあなたが勝手に自死を選ぶはずもない。

そうですよね?・・・言って、違うなら言って・・・言ってよ!

違うなら違うと言ってよ!!あの人が死ぬわけないって・・・

ごめんなさい・・・」

亜姫はもう清徹がこの世にいないことをこの時はっきり目の当たりにしたのです。

そして過呼吸になってしまった亜姫の手を一生懸命握りしめながら

「姫様!!俺がいます。大丈夫」

と薄星が言いました。

【薄星ありがとう。あなたがいてくれたから私は正気でいられた。

あなたがいてくれたから私は人を愛せた。

この手に残った最後の宝物・・・・】

そして、亜姫は薄星にこう言ったのです・・・

「手を放しなさい。聞こえなかったの?分を弁えよ 去ね」

【この手を空にして剣を握ろう】

「この先の戦にお前は不要。長の忠勤に感謝と暇をとらせます」

【私が愛したあなたが少しでも私より長く生きてくれますよう。】

薄星が驚いていると、亜姫は振り返らず家を出ました。

【私自身が許せないのよ。大切な人が死ななければならなかったことが全部・・・

憎い!憎い・・・

「必ず復讐してやる!!土妃!!必ず!!」

そんな亜姫の背中に薄星が叫びました。

「生きるも死ぬも一緒って言ったのはあんただぞ!!

今更びびってんじゃねーよ!!

なぁ!!独りになろうとしちゃだめだ!!」

ーーーその頃曾宮では、旦が清逸を呼び出していました。

「間者から俺のところに急ぎ報せが入った。

黄王が死んだ。

2,3日後にはお前の所にも国から報せが届くだろうが。

俺の即位の時に世話になったからな、例として先に教えておいたぞ。」

清逸が亜姫にはいつ伝えるのだと聞くと、

「お前の後に伝えるつもりではいる。

泣いてくずれたりせぬとよいが。

父も母も祖父も亡くしたか。

黄王が死ねば天下が動く。立ち止まるいとまはないぞ

ーーー亜国宰相・高諷は毎日山のような仕事をこなしていました。

「誰かおらぬのか 誰か!」

そう言って振り向いてもしーんとして誰もいません。

高諷は力なくその場に座り、いるわけもないなと頭を抱えました。

玉座を奪うために、この国の多くの有能な士を

王と共に殺してしまったのは自分だからです。

生き残った者達も土妃に反感を抱いて出仕しらせぬ者も少なくありません。

【土妃様が戦に出向いている間、安心して国都を任せられる者もおらぬ。

王子は・・・いや、考えるだけ無駄だな。

王子にあの姫の聡明さの半分でもあれば

高諷が亜姫のことを考えていると、伝令が来ましたが

今は聞きとうないわ!!とキレる高諷を見た伝令は

とばっちりはごめんだと思い、今でなくてもいいかと下がりました。

焼けた宮殿の改築、今度の戦・・・・

民から搾り取るのももう限界だ・・・

高諷はさらに頭を悩ませました。

”そんなのも戦に勝って曾国からむしり取ればよい”

土妃のそう言った言葉が脳裏によみがえり、高諷はぞわっとしました。

【勝たねばこの国は破滅する!!】

高諷はこの国を救いたかっただけなのに、

なぜこんなことになってしまったんだと思いました。

【陛下・・・臣は間違えたのでしょうか・・・】

「いや、ここからが臣たるものの腕の見せ所よ。

この国を亡くしてなるものか。この戦・・・勝つ!!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その頃、亜姫は旦に黄王が亡くなったと知らせを受けていました。

「まさか「喪に服す」とか言い出すまいな」

と言う旦に亜姫は

「言いません。私は不肖で不孝な孫でしたから」

と言いました。

「まぁなんにせよこれで黄国は確実に動けなくなった。」

「来ますか」

「来る」

旦はそう言うとこう答えました。

「今までのような小競り合いではない。

お前が勝てば名実共に、負ければ死の大戦だ。

ゆえに今一度問う。お前は真にそれでよいのか?

そう聞かれた亜姫は、黄王にもまったく同じことを聞かれたことを思い出しました。

そして・・・

「あなたもほかの王達もみんな同じではないでしょうか。

「王になりたい」ではなく「ならねばならなかった」

土妃に国をゆだねるくらいなら私の方がまし。

理由はそれで十分!!

他者に何千編「違う」と誹られようと私は構わない!!

その決心無くして戦はできません!!」

亜姫が力強くそう答えたのを聞いて、旦はにやけました。

「その覚悟よし!!亜姫 お前に曾兵1万をあずける」

ーーー亜姫は外に出ると、黄国の方角に向いてこう言いました。

「・・・陛下 ありがとうございました。

帰りたくなるような場所を持てたこと、

帰りたくなるような日々を過ごせたこと・・・

私 幸せでした・・・

ーーーさようなら もう 帰れない拠ーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その頃薄星は急いで清逸に申し上げに走ってきました。

「俺!姫様に捨てられました!!

一方的に捨てられました。

でもわりと平気です。姫様の本心じゃないって分かってますから」

そう言って息を切らして部屋に突撃してきた薄星に

清逸は「そうか・・・」と言いました。

「亜姫様はお前を遠ざける気が。

けどな、どうせ離れなきゃならんのなら

今そうした方がお前も楽じゃないか?

俺だって黄国の大夫だ。いつまでも亜姫様のお側にはいられない。

亜姫様もそれを分かって1人で行く決心をされたんじゃないか・・・?

もう手助けできなくなる俺達は今「捨てられてやる」ってのもありなんじゃないか?」

清逸がそう言うと

「違う!!」

と薄星が否定しました。

「清逸さま、俺はね胡人で奴隷で生きてきたからさ分かるんだ。

「努力は報われる」ってあれウソ。

でもそれが分からない人もいる。清徹様を助けられなかった自分を責めてる。

「自分のせいだ」「自分にもっと能力があったら」

「もっと努力していたら」・・・無理だよ。

清逸様や黄王様だって助けられなかったのに。

でも納得できないんだ。清徹様が大好きだったから。

だからきっと姫様は無茶をすると思う。

自分の身を守ろうと思っちゃいけない。

何が何でも清徹様の復讐をするつもりだ。土妃と刺し違えても。

薄星の話を聞いて、清逸はそれはあるなと思いました。

「させちゃだめだ。清逸様 ですからお願いです!力を・・・」

すると清逸はこう答えました。

「わかったわかった。亜姫様が捨てるなら俺が拾ってやる。

お前今から俺の兵士な

帰国すると国に報告する前でよかったぜと清逸は言いました。

「だが俺だって亜姫様が玉座につくのを見届けたい。

士ってのはこういう時のために出世しとくもんだと思えば悪くねぇや」

ニヤッと笑ってそう言う清逸に薄星は

「ありがとうございます!!」

と頭を下げました。

観戦を知らせる狼煙が上がったのは、そのわずか3日後の事でしたーーー

 

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女王の花【12巻】感想

2人だけの秘密・・・心の中で一生を誓った薄星と亜姫。

「妻になりたい」なんて普通の女の子なら思ってもいい事を

亜姫は軽く口にすることもできません。

だからこそ、そんな気持ちでいるというのを

戦いが始まる前の最後に薄星に伝えたかったのでしょう。

泣けました・・・(涙)

そして薄星が清徹のように自分より先に死なないように、

強い口調で薄星を自分から切り離しました。

でも、心の内はそう思っていないと知っている薄星は清逸にお願いして

戦に同行することになります。

あぁ、これから始まってしまう過激な戦の開戦を考えると

いたたまれないです・・・

まとめ

女王の花の12巻ネタバレを紹介しました!

ついに土妃との直接対決の火花が斬って落とされました。

危ない場面や、万事休すの所もたくさんあると思いますが

最後まで薄星が無事であることを願うしかありません・・・・

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