【暁のヨナ】花とゆめ19号が2020年09月05日に発売されました!
ジュナム陛下は崩御する前に最期の厳命として、次期国王はユホンではなくイルであると言い残しました。
ヨンヒは緋の病の悪化により、庭園でカシと話している最中に倒れます。
そしてヨンヒはユホンに緋の病にかかっている事を打ち明け、緋龍城を離れ療養する事になりました。
ヨンヒの誘いにより、ヨンヒの元へカシが訪問する事になりました。
しかしその際に、カシは賊に襲われ亡くなり、ヨンヒは自分が誘ったからだと落ち込みます。
そして更にその二カ月後、今度はユホンが亡くなるのでした。
【暁のヨナ】最新話196話のネタバレを紹介します!
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【暁のヨナ】最新話の196話ネタバレ
ヨンヒはユホンを亡くしすっかりふさぎ込んでいました。
専属医務官のミンスの母親が、ご飯を食べるよう勧めますが、ヨンヒは全く反応を示しません。
ヨンヒが聞いた話によると、ユホンは遠乗りに出掛け崖から滑落して亡くなったという話でした。
ヨンヒは遺体を見に行く勇気もなく、ただただ自室でふさぎ込みます。
ヨンヒは皆自分より先に逝く事をただどうしてと嘆くのでした。
幼いスウォンはそんなヨンヒを気遣って気丈に振る舞い、散歩に誘います。
ヨンヒはスウォンに言うことでもないのにと心の中で思いながらも、立てないと謝りながら断ります。
「この世がとても暗くて、恐ろしくて、震えが…、止まらないの…」
スウォンはそんなヨンヒの台詞を聞いて、ヨンヒのベッドの横に座り、ここで話をしましょうと伝えます。
スウォンはカシが亡くなった時に、ずっとヨナの側にいたように、今度は自分が母と一緒にいると伝えます。
スウォンは「父上の代わりになる」と「今すぐは難しいけれどちょっと待っていて下さい」と続けてヨンヒに伝えます。
そんなスウォンの台詞にヨンヒは涙を流し、スウォンを授かった事を感謝するのでした。
そして、いつの間にか寝ていたヨンヒは、スウォンが傍にいない事に気がつきます。
スウォンを探しながら、ヨンヒは自分を叱咤します。
スウォンは気丈に振る舞ってはいるけれど、父親であるユホンが大好きだったので平気なわけはないはずだと。
自分がしっかりしなくてはと。
ヨンヒは、そう考えながらスウォンを探していると、塀の近くに人が集まっている事に気がつきます。
ヨンヒはこっそり物陰から様子を伺うことにしました。
集まっているのは、スウォンとケイシュクとユホンの護衛兵達でした。
物々しい雰囲気の中スウォンが口を開きます。
「父上の御遺体を調べて来ました」
ヨンヒはスウォンの台詞に驚きます。
護衛兵はスウォンの台詞に驚く様子はなく、「それでどうでしたか?」と聞き返します。
「損傷が激しくて分かりにくかったのですが、ありました。
背中に剣で刺された痕が」
そのスウォンの台詞を聞いた護衛兵は「ではケイシュクの言ったことは真だったのか…」
と返答します。
ユホンが誤って崖から落ちたという報に疑問を持っていた護衛兵は、これではっきりしたと結論を出します。
「ユホン様はイル陛下に殺されたということか」
そこまで聞き、ヨンヒは顔を真っ青にします。
その結論から他の兵からも更にいくつか疑問点が出始めます。
疑問点に応えるべくケイシュクが口を開きました。
当時ケイシュクはユホンのお供をしていました。
しかし、ユホンの供を許されたのは城までで、遠乗りに行く際に席を外すように言われていました。
ケイシュクは珍しくイル王から誘っていたのが気になりこっそり後を追っていました。
最初はたわいない話をしているようだったイルとユホンでした。
しかし、遠乗りを誘った理由をユホンが尋ねた所から雰囲気は変わりだします。
カシを亡くしてふさぎがちだったイルは気晴らしがしたかったとユホンに話します。
ユホンは少し間をあけて「そうか」と言い、「これからはいつでも呼べよ」とイルの方に振り返らないまま伝えます。
イルはユホンに、カシが神官の生き残りの巫女だった話をします。
その事を知っていたのかとイルはユホン尋ねます。
ユホンはかなり間をあけながら「…いや、そうだったのか?」と答えます。
それはかつて神殿でした、兄弟のやり取りを思い出させるようなやり取りでした。
そして、イルは「そう」と呟くように言い、ユホンの背中に剣を突き立てます。
剣を引き抜かれ、ユホンはようやくイルの方を振り返ります。
イルは、かつて神殿でやり取りしたのと同じように言います。
「兄弟なんだ。兄上の嘘くらい見抜けるよ」
あの時と違うのは、イルの手元にはユホンの血がついた剣が握られているということ。
そしてイルの憎悪でした。
イルは淡々と話します。
「知っていたんだよね?
いや…、知ってしまったのか…?
だから、カシを殺したんだろ…?」
ヨンヒは次々と分かる真実に驚愕し目を見開き、顔を更に青くします。
弾圧の生き残りを許さなかったのかと他の護衛兵が言い、それをケイシュクは否定します。
ユホンは、カシがただの見習い巫女なら見逃したと説明します。
そして、カシにイルも親父も騙されていると血を流しながらも必死に言います。
もちろん、敬虔な信仰をしているイルがユホンの言うことを受け入れるはずがありません。
イルの言い分は
「ヨナは緋龍王の生まれ変わりで、伝説の四龍と共にこの国を守って…」
というあくまでも緋龍王信仰に基づいた思想です。
一方ユホンは、緋龍王を否定はしていないけど、自分達の運命は自分達の力で切り開くという思想です。
なのでユホンは、イルの言うことは妄想と一喝し、現実をみろと怒鳴ります。
ユホンは、イルが王として正しく君臨するのなら喜んで忠誠を誓い、残りの人生をかけると話します。
「だが、そんな所で、何の役にも立たん藁にしがみつくな!!
俺達の国を神なんかに任せられるか!!」
そう必死に言うユホンの声は最期までイルには届きませんでした。
イルは静かに一滴の涙を流し言います。
「あなたと共には一歩も歩けない…」
血を流しすぎたせいか、ふらっとユホンはイルの方に寄りますが、イルはユホンを拒絶して突き放します。
そしてユホンは崖の上から落ちていきました。
ケイシュクがその様子を話していると、護衛兵はケイシュクの胸ぐらを掴みかかります。
見ていたのならなぜ助けなかったのかと。
責められるケイシュクをスウォンが止めます。
ケイシュクは戦で負傷して腕と足が不自由なのだと。
護衛兵はケイシュクを離し、自分が行くべきだったと吐き捨てるように言います。
ケイシュクから聞いた話で周りは、口々に話をし始めます。
巫女とイルの虚言にジュナム陛下は洗脳されたからだとか。
あの男だけは許してなるものかとか。
そんな事を周りが言う中、中心にいたスウォンは黙って何か考えているようでした。
ヨンヒは震える手で口元を塞ぎます。
あの日自分の元へ来ようとしたカシをユホンが殺したこと。
そしてその結果、イルがユホンを殺したこと。
カシとユホンを想い、ヨンヒはただ顔を手で覆います。
そして、スウォンの周りの人達の会話は、どんどん過激になっていきます。
何としてでもイル王を引きずりおろして、ユホンの意志をついでこの国を守ろうという流れになりそうになり、ヨンヒは心の中で待ってと叫びます。
「待って下さい」
そう言ったのは幼きスウォンでした。
スウォンは頭に血が上った状態で動くのは良くないと周りの人達を窘めます。
そして、イルの考えもまだよく分からないことが多い事と王が変わったばかりで政権争いを起こすと国が乱れると説明し、自分に時間を下さいと話してその場を去っていきます。
その堂々とした9歳のスウォンに、ユホンの護衛兵達は期待をします。
スウォンが王になれば、ユホンが成し遂げられなかった『大陸全土を支配する高華国』の夢が叶うのではないかと。
そんな護衛兵達の考えにケイシュクも目を見開きます。
ヨンヒが部屋に戻ると、スウォンは蝋燭を持って佇んでいました。
スウォンの表情は今まで穏やかな表情とは打って変わり、内なる激情を思わせるような表情をしていました。
その表情に、ヨンヒは目を見開きます。
ヨンヒに気付いたスウォンは、すぐにいつものスウォンに戻ります。
ヨンヒを心配して寝床へ案内しようとするスウォンに、ヨンヒは何か言おうとしては上手く言えず、スウォンの名を呼びかけます。
そんな様子にスウォンは
「何か…聞きましたか?」
とヨンヒに言います。
ヨンヒは驚きながらも、イル陛下をどうするのかと尋ねます。
今はなにもしないというスウォンに、ヨンヒは今はってと言います。
そんなヨンヒの反応に、スウォンは
「母上も早くイル陛下を殺したいですか?」
と聞き返します。
ヨンヒは一瞬言葉を失いますが、説明しようとはします。
しかしそんなヨンヒの事は待たずにスウォンは、謝ります。
今すぐは難しいですと。
国を守れる人物かどうか見極めないといけないからと。
そう話をします。
ヨンヒは国を守れないと判断したらと尋ねます。
スウォンは降りて頂くか或いは…と最後は言葉を濁します。
9歳の子供が淡々と話をするような内容ではない事に、ヨンヒはどう言葉をかけていいか分からず、ただスウォンの名前を呼びます。
「父上の仰る事は正しいです。
神様に国は任せられない。
父上の最期の言葉に共感出来て、私は嬉しいです」
ヨンヒは、混乱します。
どこからどう言えば、何を言えばいいか分からないからこそ焦り更に混乱します。
「スウォン…待って…。
イル陛下への憎しみはわかるわ…。
でもヨナは…、ヨナはどうするの…。
イル陛下を断罪したらヨナもただでは済まないのよ?
あなた達…とても仲良しでしょう…?」
スウォンはヨンヒを見上げながら返答します。
「母上、イル陛下とヨナの話は別です」
そういうスウォンの台詞に、ヨンヒは「え…」と返答します。
スウォンはユホンの教えを忠実に守っていました。
「考えるべき事を全て同じ箱に入れてしまうと一生かかっても答えは出ません。
効率よく判断し、素早く回答しないと国を壊してしまうと父上は仰っていました」
そう説明して、ヨナは仲良しだけどその箱を一番にすくい上げるのは違うと思うと続けて伝えます。
そして、スウォンは驚くヨンヒには全く動じずきっぱりと言います。
「父上の代わりになると言ったでしょう。
神様は必要ありません。
私は全て自分で見極めます」
今回はここで終わります。
【暁のヨナ】最新話の196話感想
やはり怒涛の展開でしたね!
この話までは、イルがユホンを殺したかどうかの確証が得れませんでした。
そしてユホンがカシを殺し、イルがユホンを殺していた事が判明しましたね。
復讐の連鎖です。
まだスウォンの感情がわかりかねるのですが、周りに流されている所があるような気がしなくもないです。
ヨンヒにとってのユホンの代わりになるといい、皆の期待しているユホンの代わりになる道を突き進んでいる印象が強いんです。
もちろん、蝋燭に照らされたスウォンの表情から、ユホンの血を引いていて、激しさを持っているというのは分かったのですが。
イルへの憎しみだけの激情ではなさそうに思うのは私だけでしょうか。
何はともあれ、過去編ももう終わりそうですね。
ヨンヒがどこまで見届けたのか、次回を待ちたいと思います。
今回一番印象に残ったシーンは、
『スウォンがヨンヒに「父上の代わりになると言ったでしょう。神様は必要ありません。私は全てを自分で見極めます」』
シーンを選ばせて頂きました。
イルの「あなたと共には一歩も歩けない」のシーンも印象的で迷ったのですが、この回幼いスウォンの重要な回でもあるのでは?と思いましたので、このシーンをチョイスしました。
神とされている緋龍王の末裔であるスウォンの台詞だと思うと、ヨンヒの反応も頷けるものがあります。
ヨンヒは神の血をひいていると教えられてきた一族の娘で、その血筋故に沢山の苦労をしてきました。
その神様否定の台詞を実の息子から言われるのは心情的にどうなんでしょうか。
しかも、ヨンヒが弱っている時に、つい弱音を吐いたセリフから9歳の息子が「父上の代わりになると言ったでしょう」と言うわけです。
またヨンヒ自己嫌悪に陥りそうですね…。
しかし、スウォンが感情だけで動こうとはせず、見極めようとして、切り捨てた結果という事が分かりました。
単なる私怨だけではないという事がよく分かるシーンだと思います。
ですので、今回はこのシーンを選びました。
まとめ
暁のヨナ【最新話】196話のネタバレ感想を紹介しました!
カシとユホンの死の真相が分かり、スウォンに寄せられた期待と周りの反応が良くわかりました。
次回は最後の過去編となりそうですね。
ヨンヒがどこまで見届けられたのか。
幼きスウォンがどうやって育ってきたのかが分かると思いますので、次回も心して待ちたいと思います。
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