【暁のヨナ】花とゆめ14・15号が2020年06月19日に発売されました!
ヨンヒは母に打ち明け、ユホンと婚約しました。
婚約して3カ月経ち、ヨンヒは庭園で見習い巫女のカシと見習い神官のイクスと出会います。
後から現れたイルに誘われるままヨンヒは神殿へ行ってしまいます。
大神官がヨンヒを見たことで、ヨンヒの素性がばれます。
ユホンが現れ約束故に誤魔化そうとしますが、逆にそれが元でユホンとイルは喧嘩してしまいます。
【暁のヨナ】193話のネタバレを紹介します!
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【暁のヨナ】193話ネタバレ
「ヨンヒ、神官共は全て処刑した。
もうお前の秘密を見抜く者はいない。
詮索し、利用される事もない、弟には口止めしておく。
安心して過ごせよ」
そうユホンはヨンヒに淡々と話します。
ヨンヒは驚き、顔を青くしながらユホンの話を聞くのでした。
ヨンヒがイルの誘いを断れずに神殿へ行った日、大神官にヨンヒを見られた事で、ヨンヒの血筋が神官達の知る所となりました。
そして、大神官達はヨンヒの一族の屋敷へ押し入りました。
ユホンの計らいで、空都の外れに賜った住処を突き止められたのです。
その事に激怒したユホンは、大神官をはじめ多くの神官達を処刑し、神殿も焼き払われました。
ユホンの行為に、ジュナム陛下は激しく叱責しました。
しかし、民衆は逆に神官側が常軌を逸した政治介入をしたのではないかとユホンを支持しました。
ヨンヒはお付きの女官に、巫女見習いのカシと神官見習いのイクスを探すように依頼します。
女官は一度は承りますが、神官達は殆ど処刑されたので生存はしてないのではないかと返答します。
その返答にヨンヒは、まだ二人は子供なのでいくら何でもと返します。
そんなヨンヒの返答を聞いた女官は、少し間をあけて言います。
「…ヨンヒ様はお幸せですね」
その女官の台詞にヨンヒは戸惑います。
そんなヨンヒに女官はユホンの戦での評価について話します。
ユホンは戦において、敵を非情な拷問にもかける事も、女子供を火あぶりにする事も厭わないと。
しかし、そのユホンの力の見せ方があるからこそ、他国を圧し、民は平和という恩恵をうけていると。
女官の話を聞きヨンヒは顔を青くしながらも、神官は同じ高華国の民だからとなんとか返します。
女官はきっぱりと、神官は王の上に立とうとしていた、そして次期国王のユホンは守るべき者の為に行動したと民は理解していると説明します。
神官弾圧から一カ月が経ち、ヨンヒは空都の外れにある一族の屋敷を尋ねました。
出迎えてくれる一族の人達にヨンヒは母親の所在を確認します。
一族の皆は顔を曇らせ、ヨンヒにヨンヒの母親のヨシノが自殺した事を告げます。
驚いてすぐに受け入れられないヨンヒに、ヨンヒの叔父は大神官がこの屋敷にやってきた時の事を話します。
大神官は一族の耐え忍んできた歴史を憂い、命の短さに涙し、一族の存在がいかに神官にとって希望であるかを語り、最大限の礼を尽くしてくれたと。
これまでの苦しみが浄化されるような思いになったと。
しかし、そんな大神官が生きながら火あぶりにされた事を知り、ヨシノは自分が一族の秘密をユホンに打ち明けたせいだと泣いていたと。
ヨシノは自分のせいで多くの神官を死に追いやってしまったと責め続け、首を吊って自害してしまったと。
そこまで聞いたヨンヒは、母親のせいではないと否定しようとしました。
そんなヨンヒの事は構わず、叔父は続けて言います。
「ヨンヒ…、
俺達がわからないのは、
大神官様達は何故処刑されたのかということだ」
その叔父の疑問に答えるように、ヨンヒは神官達はユホンが詮索を禁じた一族の家に踏み入ってと答えます。
叔父はその答えを聞いて「それは火あぶりにされる程の罪か…?」と返します。
そしてヨンヒの答えなど待たずに続けて尋ねます。
「人を殺したのか?物を盗んだのか?誰かを騙したのか?」
ヨンヒは顔を強張らせながらその叔父の問いを聞きます。
叔父はヨンヒに更に言います。
大神官がヨンヒの血を見抜いたのであれば、本物の神官である証なのではないかと。
大神官に会ってようやく自分の生に意味を見いだせたのにと。
「なんと酷いことを…」
そこまで言うと叔父は顔を覆って座り込みました。
周りの一族の人達も顔を覆います。
ヨンヒは何も返せずただ立ち尽くしていました。
ヨンヒは大神官に対して自分の印象だけで疑い恐れ、大神官に非があったのではないかと自分を納得させようとしていた事に気付き、ショックを受けながら一族の屋敷を後にします。
屋敷を出ると、馬に乗ったユホンが現れました。
ヨンヒを迎えに来たユホンは、ヨンヒが泣いている事に気付いて何故泣いているのか尋ねます。
ヨンヒは母親が亡くなった事を告げます。
その報告にユホンは目を見開き、親族に原因を聞く為会おうとします。
ヨンヒは咄嗟に止めます。
「待って…!それは貴方が…」
ヨンヒはそこまで言いかけて、ヨンヒの方へ振り返るユホンの表情を見て思い出します。
母親にユホンとのことを打ち明けた時のユホンが、母親と自分に誓ってくれた約束を。
『約束しよう、ヨンヒとお前達は必ず守ると』
その約束を思い出し、ヨンヒは何も言わずただ涙を流します。
自分がユホンに出会わなければ、緋龍王の血族でなければ、生まれなければ、誰かが死ぬのを傷付くのを止められたのだろうかと。
ただ涙を流し続けるヨンヒを、ユホンは「泣くな」と抱きしめ、涙を指でぬぐい、そしてまた力いっぱい抱きしめます。
ヨンヒはユホンに恐ろしいと思いながらも、愛おしいと思うのでした。
そして9年が経ち、ヨンヒは庭園で幼いスウォンを探していました。
そんなヨンヒの元にスウォンを肩にのせたユホンがやってきます。
執務室に入り込んでいたというスウォンは、会議中の会話を暗記までしていました。
スウォンはとても明るく、好奇心旺盛で、幼いのにも関わらずお喋りも運動量も人三倍でした。
そんなスウォンをユホンは歴史に名を残す英傑となるだろうと評します。
そしてユホンは、ヨンヒにイルが妻を娶った事を話します。
イルは前触れなく突然妻だと言い、平民の女性を連れてきた事。
女性は顔に大きな傷があり他人に見せたくないからと婚礼の儀も大々的にやるのを拒んだ事。
もちろん貴族は反発したが、父親はすんなり承諾した事。
ユホンの説明を聞き、ヨンヒはユホンの考えを尋ねます。
ユホンは俺達の時もイルは祝福したから結婚したければ力を貸すと答えるのでした。
ヨンヒは庭園をスウォンと散歩しながら思案に耽ります。
ヨンヒはイルとはあの時以来すっかり疎遠になっていました。
そして、イルはユホンからも離れ、城の中で孤立しているように見えていました。
スウォンの台詞でヨンヒは思案するのを止めます。
スウォンはうずくまっている女性に心配して声をかけていました。
ヨンヒもその女性に声をかけ、手を差し伸べ、日陰へ案内します。
日陰の休憩できる場所に案内し、少し落ち着いたように見える女性にヨンヒは誰か呼ぶか尋ねますが、その女性は黙ったまま首を横に振ります。
ヨンヒが散歩している庭は、今は王家か特別な許可が下りた人しか入れなくなっていました。
しかし、ヨンヒが案内した女性は見知らぬ女性でした。
スウォンは気を使い、女性が涼めるように大きな葉っぱで扇ぎます。
扇がれた事で、髪の毛で隠れていた女性の顔が見え、女性の顔には大きな火傷の跡がありました。
ヨンヒはスウォンに扇ぐのをやめるように言います。
女性は「お見苦しい姿を」と言います。
ヨンヒはいいえと答え、ユホンに聞いた話を思い出します。
「あなた…もしかしてイル様の婚約者…?」
女性は少し間をあけて肯定します。
その反応を見てヨンヒは「お会い出来て嬉しいわ」と喜び、自分とスウォンを紹介します。
途中でスウォン自身も挨拶し出し、顔の怪我について聞き出したので、ヨンヒは思わずスウォンの口をふさぎます。
謝るヨンヒに女性が口を開きます。
「あの時とは逆ですね、ヨンヒ様」
そう言われてヨンヒは改めて女性の顔をみました。
「カ…シ…?」
ヨンヒは驚きながら「生きて……」と話を続けようとすると、ヨンヒとカシの間に入るようにイルがやって来ました。
イルはカシに「行こう」と手を引き連れて行こうとします。
ヨンヒは先程途中で止めた台詞をもう一度言い直します。
「生きていたの…?カシ。私、ずっと…」
そこから先はイルの「あの子は死んだ!」という台詞で消されてしまいます。
「あの日の神殿の中で…!お願いだ、これ以上彼女を」
イルは背にカシを庇いながらヨンヒに必死にそう言います。
イルの反応にヨンヒは意を決し、言葉を紡ぎます。
「私…言いません!誰にも、約束します、イル様…っ。
全て私のせいなのです。
どうか私をお恨み下さい。
でも…、ユホン様は…」
涙を浮かべながらも必死にいうヨンヒの言葉に、イルは返答します。
「…もういいよ。
私は、幸せだから」
それだけ言うとイルはカシを連れて去っていきました。
この時、ヨンヒは平和にも、時間をかけても歩み寄れる日が来たらいいと願います。
いつか女官が言った『ヨンヒ様はお幸せですね』と言われた通りに、あなたは甘いと揶揄された通りに。
今回はここで終わります。
【暁のヨナ】193話感想
衝撃的な展開だったのですが、皆様はどうでしたでしょうか!?
まさかの巫女見習いのカシがヨナのお母さん…!!!?
であれば、前ヨナが自分の母親の死について疑問に思った事が的をいるようになるのでは…と戦々恐々としております。
まさに、『ひぇ…』という展開です。
勿論過去の話なので、上手くハッピーエンドにはならないとは分かってはいました。
しかし、辛いですね。
ヨンヒは一族の中という狭い世界で生きてきたただの女の子です。
ただ、一族が特殊、血が特殊なだけの心優しい女の子。
これがヨナとかであれば、きっと好きな相手にでも意見を言えるはずなのです。
ヨンヒに感情移入して読んでいた身としては本当に辛い展開ですね。
ヨンヒが神殿に行ったのは、ユホンを想ってでした。
ユホンが神官弾圧したのは、ヨンヒを想ってでした。
ヨンヒは一族から神官とのやり取りを聞き、一族からも責められ、唯一の味方になってくれるはずの母親は自殺してしまい、完全に孤立してしまいます。
元々のヨンヒの性格的にも、この状況的にもユホンに意見を言うのは無理なんだろうと考えられます。
イルとユホンの亀裂が徹底的になってきたのが、よく分かりますね…。
辛い展開ですが、ヨンヒからどう見えていたのかどんな事があったのか知るためにも次回も過去編かと思いますので、次回も楽しみに待ちたいと思います。
今回一番印象に残ったシーンは、
『迎えにきたユホンにヨンヒが母の死を告げて、真相を言おうとして約束を思い出し、ただ泣くヨンヒを必死にユホンが慰め抱きしめる』
シーンを選ばせて頂きました。
ユホンのヨンヒへの溺愛っぷりがわかる描写ですよね。
ユホンは極端すぎて、でもヨンヒを守ろうとして動いた結果が神官弾圧でした。
神官に血筋を見抜かれ恐怖したヨンヒを過剰なりにも守ろうとしたユホン。
ユホンの約束を分かっているがゆえに自分を責めて自殺した母親。
ユホンの約束を思い出し、何も言えなくなるヨンヒ。
ユホンの過剰な行動に恐れながらも、行動が極端なだけでユホンに愛されている事は変わりません。
そして恐れてもいるけれども、ユホンに惹かれるヨンヒがとっても良く分かる描写です。
なので、今回はこのシーンが印象に残りました。
まとめ
暁のヨナ【最新話】193話のネタバレ感想を紹介しました!
かけ間違えたボタンのように、事態は悪化したまま次回を待つしかないのですが、次回の為に心の準備はしておきましょう。
せめてカシとヨンヒが交流出来たのであれば、このかけ間違いはなんとかなったのかもしれませんが。
恐らく次回も過去編で、さらに運命の歯車が回り始めて亀裂が起きる位になるかもしれません。
進行した辛い展開を押さえながら、次回を待ちたいと思います。
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